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2011年3月

2011年3月31日 (木)

なんだか立派過ぎる鍋を買ってしまった ・・・(゚_゚i)タラー・・・.

 先週末、近所のBHVというデパートへ行ってみたら「3割引」と山積み大売り出ししてる鍋があった。商品名TEFAL。

 暫し眺めてたら、蓋の取っ手に蒸気逃がしが誂えてあるフライパンが目にとまった。
 こういう「仕掛け」に弱いぼく。

 山積み大売り出しというのは大抵新製品が出る前の在庫処分だけど、何年か前は新製品だったんだ。ちょっと値は張るが、なんだか便利そう。

 24cmと26cmがあって、26cmの方は重たいんだけど補助グリップが付いている。ぼくの側にいたおばちゃんは24cmを選んだが、大は小を兼ねるというではないか。

 ということで大きい方を選び、序でに野菜炒めに使えそうなすり鉢状の鍋も一緒にレジへ持っていったら、二つ合計で91ユーロ。

 ん?両方とも三十ユーロ台の筈だけど、と、一旦勘定を済ませてから売り場へ確かめに行ったら、おっ、でかい鍋の方は54ユーロだったのね。勘違いかぁ。ちなみに中華鍋風の方は37ユーロ。
 ま、いいや。

 意気揚々と帰宅して開けてみたら、これ、存外でかい!
 ウチの電気コンロのヒーター直径をはみ出してるよ~。

Tefal

 試しに牛肉を焼いてみたら、やっぱ重いっ!!

 テフロンは過熱は御法度というのでこわごわ中火で焼いてみたら、焦げ目が付かずにしっかりと中まで火が通ってしまい、こりゃステーキじゃなく、野菜炒めに入ってる豚の細切れと同断。

 冷凍ほうれん草をそのまま放り込むとふんわり蒸し上がるのは気に入ったけど、それにしてもでかすぎる。

 あのおばちゃんと同じく24cmのにしときゃよかった。

 

 これ、投資に見合うのかなぁー ( ¨)

 

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2011年3月30日 (水)

ストックホルム4

 つまらない写真だけど、この街を訪れたことのある人には懐かしがってもらえるかもしれないんで、ぶらぶらぶらぶら歩きの景色でも、埒もなく並べておこうか。

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 ノーベル賞授賞式が行われるというノーベル博物館へ行ってみたけど、休館日だった。

 市庁舎は立派な造りで、ガイド付きで中を見学できる。ノーベル賞授賞式の後、ここで宴会が開かれるそうな。

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 こんな豪華な「公共建築物」が許されるんだなー、欧州では。
 勿論過去からの引き継ぎ遺産ということもあろうけど、日本にこんな立派な市庁舎が出現したら、日本人はどう言うだろう。

 夕刻、「ice bar」なる場所へ。

 床以外は全て氷でできているというバー。壁もカウンターも、勿論飲み物を入れるグラスも、全て氷。
 部屋はマイナス五度に保たれているので、入り口で防寒ポンチョを借りて入室。

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 物珍しさだけのバーだけど、ぼくは一応建築に関わる工具を商っている身。分厚い氷の固まりをどう破綻無く切り取って接合部分があまり目立たないようにくっつけてるのか、興味津々であちこち検分。(でも、メシのタネは見付からんかった)

 夕食は結構ではございましたが、特にお勧めするという程のものでもない。食に関する限り、やっぱ、パリは恵まれてるのかな。

 三月のストックホルムは、風さえなければそれほど寒くはないけれど、今ひとつ。
 どうせ行くならやっぱ六月頃がよさそうだ。

 

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2011年3月29日 (火)

ストックホルム3 ヴァーサ号 続き

 釣り鐘状の装置は、このように使われた。Photo
 ジュール・ベルヌの小説にでてきそうな代物。前回の写真で横っちょに出てた紐は、「息ができんよー、苦ちいよ~」の合図用だったんだろうかね。

1961年と言えば、既にスプートニク号が宇宙に打ち上げられてたんだぞ。敗戦末期の日本海軍伏龍特攻隊でさえ、貧しい作りとは言え酸素ボンベを装備してたのに。(そういや、ザ・スプートニクスてのはスウェーデン出身のエレキバンドだった)

 軍艦大国であったはずのスウェーデンで建造された船が、風に煽られた程度で何故に敢えなくも転覆するという不様なことになってしまったのかと言えば、時の王グスタフ2世アドルフが、砲門を増やせ、ああしろこうしろと、何と!船の設計が終わってしまった後でいろんな要求を付け加えたから。

 結果、超トップヘビーな船になってしまったのだ。
 そんなん、子供でも分かりそうなものなのに。

 現場を知らないトップがあれこれ口出しし、イエスマンばっかりが揃ってるとこんなことになる、と、まさかそんなことを喧伝するための博物館でもなかろうけれど、何かしら考えさせられる場所ではある。

 ここだけは是非と勧められた当初にはあまり乗り気がしなかったんだけど、いやいや、確かにお勧めスポット。

 入館料 大人 SEK 110 アドレスは Djurgardsvagen 36, 115 21 Stockholm
 博物館の公式サイトは http://vasamuseet.se/en/Sprak/7/

 

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2011年3月28日 (月)

ストックホルム2 ヴァーサ号

 その昔スウェーデンは海軍大国だった。
 1628年徳川家光の頃、多数の軍艦と共に、二年を掛けて建造された当時最大の軍艦が進水式を終えストックホルム港から出航しようとした。

 と、巻き起こった一陣の突風。それに耐えきれず横薙ぎに傾いて船腹の開いた砲門から海水が流れ込み、敢えなく海底に沈んでしまったその軍艦をヴァーサ号という。

 333年を経た1961年、奇跡的に保存状態の良かったこの沈没船がストックホルム港の海底から引き揚げられた。(写真は全て、クリックで少々大きめの画像が)

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 下の写真が完全復元模型。

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 引き揚げ作業に使われた潜水服、これは分かるだろうけど・・・

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 こういうものも作業に使われた。

Photo

 さてこの面妖なる釣り鐘状物体の正体は何物であるか。

 解説は続編にて。

 

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2011年3月26日 (土)

ストックホルム1

 北欧の地に足を着けるのは初めて。

 「ストックホルムは北のベネチア」という表現を目にしたことがあるが、ちょっと違う。ストックホルムの川はベネチアなんかより遙かにでかい。丁度氷が溶け始めた時期で、川面には流氷、と言っても氷山なんかじゃなく川の表面に張った厚い氷が割れて、沢山流れていた。

 この街、建物の美しさだけならパリ以上かもしれない。好みによりけりだろうけど。

Stockholm

(大きい写真は画像クリックで)

 

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2011年3月24日 (木)

パリの水上生活 péniche

 セーヌ川に彩りを添えているのが、岸壁に係留されている数多の船。

 セーヌ沿いを散歩していると、植木鉢で囲まれたり自転車を甲板に載せたりしている船を次々と目にする。
 当初、随分多くの連中が他の国から来て係留しているなと勝手に想像していたが、実は生活の場がpéniche だった。

 péniche というのは、辞書の定義ではbateau à fond plat servant au transport fluvial 平底船のことで本来貨物運搬に使われるのだが、これを係留したまま自分の家にしてしまっている人たちがいる。

 その生活がどういうものであるかは、下記サイトに詳しい。

 http://www.newsdigest.fr/newsfr/content/view/1211/67/

 以前に読んだ本には、「péniche 生活は大人気。空き船を見付けるのも大変。水上には所番地がないので不動産税が掛からない」と書かれていたが、「繋留」料を忘れちゃいけない。ヨットハーバーなんかでも、あれ、タダで停められるわけではないのだ。

 その昔大阪キャッスルホテルのバーに毎日通っていた頃、そこのカウンターで知り合ったオッサンに、「川とか港の繋留権はカネになる」と聞いたことがあった。自分にゃ関係ないことなのですっかり忘れてたけど。

 水上生活は快適なのだそうだ。何しろ道路から一段低いところにあるから、車の騒音も聞こえにくい。大騒ぎしたって、近隣住民も似たような連中なので、マンションと違い、苦情が出ることも少ない。

 そういや、サン・マルタン運河にも沢山船が繋いである。あれもpéniche なんだろうか。これまであまり気に留めたことがなかった。この運河沿いを散歩してみようと思って久しいが、未だ実現していない。

 そんなことを考えてたら、昭和三十年代に「ポンポン大将」というNHKのTVドラマがあったことを、ふと思い出してしまった。



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2011年3月21日 (月)

Autolib 自転車に続いて車まで貸すの?

 パリで自転車貸し出しに続く、車の貸し出し、Autolib を実施するとか。

 年中無休で、3000台の電気自動車をイルドフランス1000カ所に配置して、一定規約料金で自由に使えるようにするらしい。

 車はフランスの会社であるBolloréが、イタリアのTurinで生産。平均充電時間四時間で250km走行可能で、今年10月に運用開始予定。

 物好きな方は、以下のプロモーションビデオをどーぞ。
 (これだけでは、イメージ以外殆ど何も分からんけど)

 http://www.dailymotion.com/video/xg5iwd_decouvrez-le-projet-autolib_auto

 同様の自転車貸し出しvelibが2007年から始まっているが、ステーションに置かれている自転車にはパンクなどの不具合があるものも沢山あるみたい。

 そもそも誰も監視していないので、壊れようがどうなろうが、ステーションに返しさえすればよいのだから、扱いも荒くなるだろう。

 はっきり覚えてないけど、年間三分の一位の自転車が不具合や紛失の憂き目にあっているような記事を見たことがあるような気がする。それらにかかる費用は税金でまかなわれている。「環境保全のためのコスト」ということでまかり通ってるんだろうね。

 現物写真は、こちら

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2011年3月19日 (土)

飯の問題

 朝飯も昼飯も食べずにぼやっとしてたら、夕刻になってしまった。

 さすがにこれではいかんだろうと思いつつ、これって医学用語で言う「セルフ・ネグレクト」かいなと、ちと自分を危ぶむ。

 久し振りに「北海道」という店へ行ってみた。完全に日本で言う「中華料理屋」。他の店との比較で言えば安い方なので、行くところに迷ったらオススメ。
 14, rue Chabanais, 75002 Paris, France

 そんな下らない話だけじゃ申し訳ないので、パリ市webサイトに載ってた記事なんぞ。

 それに拠れば2011年、フランス全土では新たに51店がミシュラン格付け仲間入り。三つ星は誕生しなかった。
 パリ市内では新たに6店格付けされ、これで三つ星が10店、二つ星が15で、★一つが45となったそうな。

 ぼくにはとんと無縁だけど、ご参考までに地図のURL貼っとこうか。

 http://maps.google.fr/maps/ms?source=embed&hl=fr&geocode=&ie=UTF8&hq=&hnear=17+Avenue+Franklin+Delano+Roosevelt,+75008+Paris,+Ile-de-France&msa=0&msid=108242726400429174409.000480be365d10f3a0803&ll=48.861779,2.327385&spn=0.079053,0.22007&z=12

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2011年3月18日 (金)

どぉこぉかぁで~春が~  その2の続き

 前回アップした写真は桜。

 注意してみると、桜の木は結構パリにある。
 なかなか見付からないのはぼくの大好きな梅で、これは昔書いたような気がする(記憶あやふや)。

 桜の木はセーヌ左岸、パリ・ノートルダム寺院のすぐ近くにもあって、繚乱と咲いているのを去年見た。

 でも、ねー、なんか違うんよ、日本で見るのと。
 こちらで見るのは「桜が植えてございます」てな感覚。

 ご紹介したぼくの勤務地の街にも、ある一角に一部の並木として植えてるだけ。

 日本で見る桜は気分的に、もう日本中が桜で埋め尽くされてございますてな感じなんだけど。

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おもしろうて やがて悲しき・・・

 首相の記者会見ニュースがwebサイトにアップされていた。
 同じものが幾つかアップされているのは、多分マイク切り忘れで録音されてしまった記者席の会話が顰蹙ものとの評価から。

 http://www.youtube.com/watch?v=i_ZHVrQhyyE
 (敢えて直リンしてないので、ブラウザーに上記アドレスをコピペしてね)

 その続編が、何と台湾のニュース番組に。

 http://www.youtube.com/watch?v=pUzqIFZxFG8
 (これも直リンしてません)

 首相記者会見の様子、一回目に見た時はぼくも、「ったく、だからマスコミは」と憤った。

 けど、何度か見ているうちに、ぼくも「笑えて」きた。
 悲しい笑いだった。

 件の女性記者は、ぼくと同じ意味合いで「笑えてきた」んだろうか。

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2011年3月16日 (水)

どぉこぉかぁで~春が~  その2

おとなしくして居ると
花花が咲くのねつて 桃子が云ふ

 

                     八木重吉

 

Sakura_bussystgeorges

 ぼくの勤務地の街の一角。


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2011年3月15日 (火)

東日本大地震 2

 大津波の惨事をapocalypse(この世の終わり)とか、全く恐ろしい等々、惨さを現す最大級の表現で報道していたフランスだが、土曜からはむしろ福島原発事故へと関心の比重は移った。

 25年前、即ちぼくが前回滞仏していた時期に、チェルノヴィル(チェルノブイリ)の原発事故があった。この時放射能は、欧州全土の四分の三を覆ったとも言われている。その初期にフランス政府は、我が国には放射能は及ばないとアナウンスしていた。

 フランスでは明らかに、今回の日本の事故をロシアの事故と重ね合わせている。

 これを機に、再び原発安全懐疑論がフランス国内でも台頭してくるだろう。そう言う意味で、ウラン・原発利権で稼いでいる奴らは、「ったく、つまらんことに」と舌打ちしていることだろう。

 今日14日のTF1昼のニュースのURLを貼っておく。フランス語が分からなくても、映像だけで何となく理解できると思うんだけど。半時間を超えた辺りで、フランス国内の原発に対する住民の懸念を、ほんのちょっとだけ映している。(URLは敢えて直リンクしてない。ブラウザーへのコピペで見て下さい)
 http://videos.tf1.fr/jt-13h/le-13-heures-du-14-mars-2011-6309048.html

 ちょっと津波に戻るけど、被災地ではコンクリの建物は残っているのに、和風建築はものの見事に流出してしまった。

 伝統家屋では、柱は礎石の上に載せるだけ。地震の揺れを受け流すための智恵なのだが、この工法は横からぶつかってくる巨大エネルギーには無力。

 かといって、流されないように足元をがっちり固めれば、地震の揺れエネルギーを全て受け止めねばならない。

 全てに通じる解決策というものはなかなか難しいものだと、溜息をついてしまう。

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2011年3月14日 (月)

東日本大地震

 とんでもない津波が起きたもんだ。

 金曜朝、出勤途上の車でラジオを聞いていると、日本で地震が発生し、高さ十メートルの「tsunami」が日本北東部の都市を襲ったと、レポーターが興奮気味に喋っていた。

 それを聞きつつぼくは、10mの単なる高波と、津波10mの差を理解していなかった。

 因みに、tsunamiは、そのまま通じる国際用語。

 夜のTVニュースでは、この地震は全てトップ扱い。主要3局は、サルコジのベルギー訪問を差し置いて半時間を津波と地震発生メカニズムに割いた。

 政府御用達であるFrance1は最もスペクルタル的に、tsunamiの映像をこれでもかと言わんばかりに極めてセンセーショナルに編集していた。France2は余程抑制の利いた報道でいつも感心させられるのだが、当然のことながら視聴率は大衆迎合の放送を好む。

 土曜の夜France2は、やはりトップで福島原発の危険性解説に半時間を割いた。
 それが、ドイツの提唱に仕方なく甘んじて新規原発建築を控えるようになっていたのを、その封印を破り再開させることにしたフランス政府への警鐘の意図があったのかどうか。

 その番組に在フランス日本国特命全権大使の齋藤氏も招かれていたのだが、発信力の貧弱さに愕然となってしまった。ニュース司会者も同じ思いだっただろう。

 序でに書いておくと、この手のパニック状態の報道画像を見る度に、ぼくは「カメラマン!アンタは凄い!」といつも賞賛してしまうのである。

 以下は、ぼく自身の備忘録。

日本列島、2.4メートル「動く」 巨大地震で

 AFP通信は13日、米地質調査所(USGS)研究者らの見解として、東日本巨大地震により日本列島の位置が8フィート(約2.4メートル)動いた可能性があると報じた。全地球測位システム(GPS)の観測点の1つが8フィート動いたほか、日本国土地理院が提供する地図からも位置のずれが分かるという。

 AFPによると、USGSの研究者は「この規模の地震になると、地盤の大きな移動が起きる」「断層のある場所では20メートル動いているだろう」などとも指摘した。

 一方、今回の巨大地震を受けて地球の1回の自転に必要な時間が100万分の1.6秒だけ短くなったとする計算を、米航空宇宙局(NASA/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE3E2E6E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX)の地球物理学者、リチャード・グロス博士が示した。AP通信などが伝えた。地震による衝撃で地球内部の質量の分布が変わった影響とみられ、ごくわずかに1日の長さが短くなったという。

出所   http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E1E2E0938DE3E1E2E1E0E2E3E39793E3E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000;av=ALL  (本文全文コピペ)

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2011年3月12日 (土)

エッフェル塔を眺めながら

京都タワーというのがどうにも好きになれない。京都市民の皆さんは遠方から帰宅する道すがら、あれが見えると「ああ、我が家も近い」とほっとするのだろうか。

 エッフェル塔にパリ市民がどの程度愛着を抱いているのかは分からないが、この建造物は観光客の視点とは異なった角度から、住民をも惹き付けるものを持っている。

 休日ともなれば、観光客だけじゃなく近隣の人々も、塔の麓の公園 シャン・ド・マルスで日がなのんびりと過ごすし、大晦日の夜中ともなれば、八坂神社のおけら参りとはちょっと違う感じで、若者を中心に大混雑となる。

 それは、単なるランドマークとしての意味合いだけでもない。ランドマークとして捉えるなら、モンパルナスタワーだって立派な屹立物だけど、こいつは愛されていない。

-- パリで一番景観が美しい場所、知ってる?

-- 「(´へ`;ウーム

-- モンパルナスタワーだよ

-- ( ̄ο ̄).

-- だって、あの醜いタワーを見ないで済む唯一の場所だぜ。

-- (⌒^⌒)b ナットク

 エッフェル塔に対しては、そんな小話はない(と思う)。
 この人工建造物が、その建築当時景観を壊すと非難を浴びながらも市民に愛される存在となったのは、その曲線美の美しさとか、塗装は上に行く程に透明度を増すように気配りされている(下から見上げた時に均一の色に見えるように)とかいった本体だけに関わる面だけじゃなくて、先に触れた公園を含めた、ひとつの空間としてデザインされているからなんだろう。

 更に、それを、為政者が求心力を演出するための手段として、ことあるごとに実に巧妙に仕掛け、それに乗って群衆がまた集まることになる。

 エッフェル塔やバスチーユの塔だけじゃなく、実に沢山のモニュメントがパリにはあちこちに転がってる。本当のところは知らないけど、どれもこれも、国家への忠誠心と求心力を高める手段としておかれているような気がする。

 サクレクール寺院は、そのエッフェル塔を睥睨する丘に聳えている。あれが日常見えるところに住んでる人は、どんな感慨を持っているのだろう。ぼくの日常生活からは見えないので気にしたこともないが。

 出張から帰ってきた時に、ああ自分の住むところに戻ってきたなと感じるのは、ポンピドーセンターが視界に入った時。

 四半世紀前に初めて見た時は、その毒々しい醜悪さに嫌悪感で一杯だったけど、嫌いな気持ちがだんだん失せてきた。毎週末に、なーもないだだっ広いコンクリートだけの広場に寝そべってくつろいでいる人々を、何故かうらやましく思えるようになってきたからなのだろうか。

 心を和ませてくれるのは、ぼくにとっては何と言っても街の真ん中を流れるセーヌ川。去年、どうしてもその源流を見たくなって出かけてみた。その時の写真はまた今度。

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2011年3月 3日 (木)

たまにはこんなエッフェル塔も良かぁございませんか?

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この街角に立つことが時々ある。

 

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