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2011年6月

2011年6月30日 (木)

車のバンパー フランス仕様

 日本の車のバンパーは美しい。
 だから、ちょっと傷を付けられても皆かんかんに怒る。

 でも、ね、バンパーって、もともとぶつけられてもいいように誂えられてるんじゃないの?

 フランス仕様の車も最近はだいぶおしゃれになってきてはいるが、基本はこんな風。

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 バンパーやドアに見える黒い部分は、接触を前提とした柔らかい樹脂。

 以前に「Peugeot 607 はつおい!」でご紹介したぼくのPeugeot607はここまであからさまじゃないけど、それでもバンパーが部分交換できるようになっているのが分かると思う。

 パリでは駐車する時に前後の車を押し分けながら隙間を作る、というのは決して伝説ではない。ないけど、最近ではあまりそういう場面には出くわさなくなった。

 パリジャンも車を大切にするようになったのねと思ってたら、

 めり込んでるよ~!

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 これ、事故じゃない。路上駐車の光景。右手の車の前方は横断歩道なんで、無理矢理後ろへ下がって駐車。
 このままの状態で運転者は車から出て来て、写ってる女性と共にいずこかへ悠々と去っていったのであった。

 いやー、さすがにここまで大胆なのにはお目に掛かったことがないぞ。

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2011年6月29日 (水)

大腸菌騒ぎが続いてるのにサラダを食べた

 いや、なにもチャレンジャー精神があったわけじゃない。

 食欲がなかったので、今日の昼飯はでっかいサラダだけにしようと思っただけ。

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 で、これが目の前に置かれた時に、あ!そういえばと、遅まきながら気付いた。どうりでボーイがいつもと違う目をしてたわけだ。

 これ注文する奴、少ないんだろうな。だとすると、食材も古いかもしれんなー。

 ドイツに端を発した大腸菌による多数の死者騒動は未だに原因を特定できず、さらにはボルドーでも、なんだったか、野菜で大腸菌による食中毒。

 生野菜は当分食べん方がいいよーというのが、今のご時世のコンセンサスなのだ。すっかり忘れてた。
 中国で生野菜は避けるべしというのは以前からの常識らしいが、欧州にもその「常識」が定着するんだろうか。

 ついでだけど、リールでは冷凍ハンバーグで大腸菌食中毒。

 どーなっとるんだろ。

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2011年6月28日 (火)

今日のパリは暑かった!

 今朝の天気予報は猛暑を告げ、ボルドー地域では四十度、パリでも三十五、六度になるだろうと言ってた。

 午後二時、三時頃の気温がどうだったのかは定かでないが、勤務時間中に喫煙のために外に出たら熱の固まりに抱きかかえられたような気分だった。

 夕刻のパリ地域は四十度を超えていた。
 気温が三十度程度なら高速道路でも、ぼくは車の窓を開けて走る方を好むんだけど、さすがにこの熱気団には負けた。尋常じゃない。

 帰宅しても窓は開けずにじっとしてた。エアコンも扇風機もないので、こういう時はちと辛い。ぼくの部屋は日当たりが悪いのだが、夏の午後だけは燦々と陽が差し込んでくるというロケーションで、昨日の食べ残しが既に腐りかけてた。

 この熱波は北アフリカから流れてきたものだそうで、明日はアイスランドから大陸へ冷気が流れ込んで来てフランス北部で両気団がぶつかりあい、雷雨となるとの予報が出ている。

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2011年6月27日 (月)

人気らしいレストラン ze kitchin galerie

 分店の方はレポ済みだけど、今回は本店の方。

 なかなか予約が取れない人気店らしく、何がどうなんか、ちょいとばかり興味津々。

 セーヌ川のすぐ近くにある。

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 こんな店構え。

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 店内はと言えば、

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 まあ、こんなぐあいでございまして。

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 いろいろ考えるのめんどくさいんで、80ユーロの「ちびっとずつ味わいコース」みたいなのにしようと、同席者に半ば強制。

 それが良かったのか悪かったのか。

 出てきた料理は以下のごとし。

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 これが鳩だったかな。よく覚えてない。

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 これで全部ではないけど、他の写真は省略。

 味付けは和風、アジア風取り混ぜて、見た目はきれいで量も少ない。こーゆーのをヌーベルキュイジンヌって言うんかね。

 こんなんで、料理だけで80ユーロ取るんか?冗談だろ。それだけ散財するのなら、そこら辺の適当な店を二軒回る方が、仮に店選びに失敗したとしても納得できるんじゃないかな。

 アジア系のおねーちゃんの接客態度は「上」だったが、白人のにいちゃんたちの方は「下の上」か、せいぜい「中の下」くらい。
 あ、そういや、分店の方は「下」だった。

 行くのはおよしなさいと諫めるほどではない。
 冷やかし半分で良いなら、珍しいという意味あいにおいてだけ、価値あるかも。

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2011年6月25日 (土)

パリ スリ ジプシー

 四半世紀前の前回フランス赴任時、いつもノーガードでふらふらパリを歩いていたのだがついぞスリの被害にあったことはなかった。

 が、二度、観光案内していた同行者がやられた。

 一度はルーブル美術館の中。同行者が財布がない!と気付いたので、付近にいた警官に「スリにやられましてん」と申し出たが取り合ってくれなかった。こんな人混みの中で気を付けていない方が悪い、と。

 もっとも、このとき警官が何をしてくれるかなんて方向に思いは及ばなかった。言われた方も困るわな、せやからどーせーっちゅんじゃー、って。

 二度目もルーブル。庭を歩いている最中での古典的な手口だった。

 ぼくが案内していた同行者の周りにジプシーの子供達が六、七名わーっと寄ってきて、同行者がびっくりしている隙にハンドバックの中から財布を抜き取った。ぼくは彼らから少し遅れて歩いていたが、同行者の奥様の「財布がない!」との叫びを聞きつけ、すぐにガキどもを追いかけ、財布を返せと詰め寄った。

 けど、そんなことで尻尾を出す程の連中じゃあない。
 一味の中の十歳くらいの女の子がスカートをぺろっとめくり上げパンツ丸出しにして「ほーら、どこにもないよ、スケベ!」とこちらをからかう挙に出よった。

 一番怪しいババァ(何故か赤ん坊を抱いている)がいたのだが、身体検査をする権限がない。唇を噛んで、「スマン、これ以上何もできん」と同行者夫妻に謝った。

 この二組には申し訳ないことをしたと、今でも内心忸怩たるものがある。自分自身が狙われたことが皆無だったので、気の付けようが分からなかった。

 今回の赴任中、遂にぼく自身がスリに狙われることになった。
 平日昼過ぎに乗った地下鉄の中での話。ぼくは業務中でスーツ姿。

 車両に入ると、小学生位の女の子が二人いた。見るからにジプシー。こんな時間帯に小学生、ヘンだな、とは思った。

 その駅、確かに乗降客は多かった。とは言え、いかにも「他の乗客に押されてきた」という風を装って、中年女がぼくの方へ不自然に体を押しつけるように急激になだれ込んできた。

 見るからにジプシー。一目瞭然。

 反射的に、財布の入っている上着の内ポケットの場所を肘で締め、上着の他のポケットに入っているものを素早く思い起こし、アパートと車の鍵はあったが、これはスリには価値無いものばかりであろうと素早く確認。その後ときどき、牽制の意味でその女に視線を投げた。

 次の駅で多くの乗客が降り車両内は随分空いてきた。
 その女、ぼくから離れて車両の扉近くに立っている男性二人連れの方へ移動した。あきらめたようだ。ぼくのすぐそばにいた子供二人も一緒に移動した。

 三人が場所を替えてすぐに、大きな声が車内に響いた。

 「ポケットに気を付けろ!」

 同じ車両の一つ先の扉にいた男が、その男性二人連れを指差している。
 そのうちの一人が「ぼくか?」と聞いたら、「いや、もう一人の方だ!」と彼は言う。

 その、指差された男のすぐ後ろで、ジプシー女が憮然とした顔をしていた。
 こんなガラ空きの車内でも奴らはスリを企てるんだと知った。これはちょっとした衝撃だった。

 次に電車が停車した駅で、その女はそそくさと降り、子供二人も一緒に降りた。

 プラットフォームに降りたその三人を車内からじっと観察した。
 三人は間違いなく一味だった。電車を降りも奴らは出口へ向かう様子はなく、ベンチに腰掛けて何やら話していた。次の電車で次のカモを狙うのだろう。

 ルーブルや地下鉄ばかりではない。ドゴール空港からパリ行きや、ユーロディズニー行きのRER(郊外高速列車)やメトロ、バスはスリの巣窟と考えておくべきだ。

 日本人だけじゃなくて、フランス人だってやられている。
 間接的知り合いのフランス人が、こともあろうにヴァカンス前日、バスでクレジットカードの入った財布をスられ、しょぼんとしてたという話を聞いた。先に述べた男性二人連れも、フランス人だった。

 貴重品は「取り出しにくい」場所に収納すべし。

 財布を取り出す時にもたもたしてると他の人に迷惑だろうとぼくら日本人は慮りがちだが、実はフランス人はそういう場面では日本人程怒らない。そらぁいらつくヤツも居るだろうけど、日本程あからさまではないということは、知っててソンはない。

 自分の目の届かない背負いのリュックに貴重品を入れるのは、馬鹿以外の何物でもない。

 そのリュックの背後を狙うスリはゴマンといる。スリの現場を目撃しても、誰も注意しやしない。嘲笑うだけ。アイツ、アホやと。連中もそれを知っているから、堂々とやる。

 カッコ悪かろうがなんだろうが、バッグ類は必ず自分の体の前、目の届く所に確保しておくこと。

 ぼくが八年間スリにやられたことがないヒケツ。
 単に、貧相なのでカネ持ってそうに見えないから。それだけ。
 でも、結果的に最大の防御だよ。

関連記事

パリ スリ ジプシー2
パリ スリ ジプシー3 ひったくり
パリ スリ ジプシー4 署名装い
パリ スリ ジプシー 最終編

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カリブ海の島へ行ってきた

 と言っても、業務出張。南国トロピカルにうつつをぬかしに行ったわけではないの。

 行った場所はグァダループとマルティニク。と言っても、誰も知らんだろうな。
 場所はこのあたり。

Martinique

 これだけ離れてても、フランスの海外領土。
 フランス領とはいいながら、飛行機に乗ること八時間、フランス本国との時差六時間。

 飛行機から見ると、まあこんなかんじ。(別の島だけど)

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 で、こんな場所にあるホテルにも泊まったりした。

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 沖縄や奄美大島とどこが違うと言われると、困る。

 強いて言うなら、クルーザーとヨットの数・・・かな。

 今週水曜の午前7時少し前にフランス本国に戻り、一旦荷物をアパートに置いてそのまま出社。

 出勤前に衣類等々洗濯機に放り込んで洗ったのは我ながら立派だったけど、その洗濯物、今日に至るまで干されずに・・・

 男やもめにウジが湧くとは、よーゆーたもんだ。

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2011年6月13日 (月)

休暇届

 出張で、十日程ご無沙汰します <m(__)m>.

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2011年6月12日 (日)

パリの居酒屋 れんげ (LENGUE)

 かしこまった食事が苦手だ。
 と言うより、注文する段階で、前菜とメインのコンビネーションを考えるのが面倒なのだ。

 だから、居酒屋が好き。単品簡単料理を適当に追加注文するのが性に合っている。

 これまでの贔屓は「やすべえ (9, Rue Sainte-Anne, 75001 Paris)」だけだったのだけれど、「れんげ」という居酒屋があることを知った。新しい店らしい。

 この店、セーヌ左岸、サン・セヴラン教会の南側の道を西に折れればほどなく見付かる。

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 入口はこんな感じで、うかっとしてると見落としてしまいそうだけど、短い道なので迷うことはない。

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 店内はあまり広くないが、古びた感じがいい。
 前身は、パリ市内ならあちこちで見かける小さなレストランかカフェだったんだろう。

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 カウンターの向こう側にいるのが料理長。

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 どうして居酒屋みたいなもん開店する気になったのと聞いたら、「ひょうたん」みたいなお店、美味しいんですけどちょっとお値段が高いでしょ、自分が行きたくなるような店をだしたくて、との答え。

 パリの飲食店のことはいくつかこれまで書いてきたけど、「ひょうたん」については、書く気になれなかった。

 ここの亭主が言うように、悪くはない。でも価格帯は「居酒屋」を突き抜けている。あそこはむしろ、ビストロだと思った方がいいんだろう。値段のことだけならまだしも、大将が暗かった。常連客には親切だったようだけれど、二度と行く気にはなれない。

 れんげに戻る。給仕してくれる女性は二人ともお美しい。(暗いので写真がブレてるけど)

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 そそくさと幾つか注文して、同席者到着前なのを良いことに、ちょっとだけ写真をば。

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 「イカの姿焼き」なんてのを見付け、喜び勇んで注文したけど、モンゴウイカみたいな大きなのではなく、さりとてホタルイカほど小さくはなく、みたいなイカだった。少し冷めてたのがちょっと残念。

 一品当たり5ユーロとか8ユーロとか、パリにしてはという前提付きで、お手頃値段。

 店内はいつのまにか満席になっていた。

 アドレス: 31 rue de la Parcheminerie 75005 paris
 電話: 1 4633 7510

 2012年5月追記記事

 「ジパング」という店も、悪くない。

 もっとお手頃価格が望みなら、「中川」へ。

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2011年6月11日 (土)

今度は Citroen C4

 しばしシトロエンC4とお付き合いすることになった。

 二度もアタックを受けたPeugeot607は、待つこと久し、ようやく修理に。
 でも、いつ戻ってくるんだろう。

 一旦ガレージに車を持っていってあれこれ見てもらって修理の予約を取ったんだが、これまで待たされたのは単なる待ち時間で、その間に手際よく修理の段取りをとっているだろうなんて考えてはいけない。ここはフランス。ガレージに預けてから漸くメカニックの再点検が始まり、それから段取り、なのよね。

 我が愛車がいつ戻ってくるか不明のその間、セールスマンが既に22万キロ走った車のお下がりを使うことと相成った。
 ん~、ぼくのステータスは一応「社長」なんだけどな。

C4_1

 当然マニュアルミッション。わし、クラッチ捌きがおおいに下手。
 それでも二年半前に607のマニュアルミッションで半泣きになってたのに比べれば、大分余裕。そうは言っても、やっぱり坂道発進はいやじゃ!

C4_2

 こんな風に「シトロエンでござい」という顔をしていて、何の因果か、こいつはぼくがその昔乗っていたGSAの延長線上にあるらしい。
 でも、GSAは1300ccでもハイドロサスペンションだった。このC4は普通の板バネ。
 なんだ、と、がっかりした。

 それでもやっぱり、シトロエンはシトロエン。運転席はわりとおしゃれ。
 座席が全然へたれていないのには驚いた。

 昔のシトロエンはハンドルの一本スポークが特徴的だったけど、こいつは普通に二本スポーク。目を惹くのは、ハンドル中央のセンターコンソール。ハンドルを回しても、このコンソールは動かない。

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 と書いても分かりにくいだろう。
 下がハンドルを右に切った状態での写真。

 スポークの位置が動いているのに、真ん中の二ツ山マークがそのまま上を向いているのがお分かり?

Handle_2

 それでどんな御利益があるかというと、ラジオのヴォリューム操作やら何やかや、ごちゃごちゃ一杯付いているボタンの位置が動かんのです。(どのボタンが何なのか、実は未だ殆ど分かっとらん σ(^_^;)アセアセ)

 Peugeot607は同じような操作を手元で行うために、ハンドルの後ろ側に合計四つもレバーが飛び出てて、使いにくくて仕方ないけど、この方式はスマート。

 コストも設計も耐久性も、この方式の方がすぐれているように感じるけど、どうして他のメーカーにも普及していないんだろう。特許かなぁ。

 乗り心地については、新車だったらもちっと良かったんだろうねと書くにとどめる。

 同じような中古だったPeugeot307に比べて、ハンドルの切れはもっさりしてる。
 と書くと、貶してるようだけど、そういうわけではなくて、この車はせかせか運転する人には向いてないという程の意味合い。

 シトロエンという車はがしゃがしゃ乗り回すためのものではないという設計思想がきちんと現れているんだろう、と、ここは好意的に解釈しておきたい。

 C5は、乗せてもらっただけなのであまりえらそうには言えないが、よろしゅうございますよ。
 シトロエンという車はなんぞやと語るには、やっぱりC5かC6でないと。

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2011年6月10日 (金)

今日の昼食は 骨付き肉

 OSSO BUCO。何度か聞いたことある。だけどどんな料理だったか思いだせんかった。

 最近めっけたイタリアンの店、昼食時に「今日の料理は?」と聞いたら、オッソ・ブッコだという。何だかよく分からんが多分以前にも食べたことがあるはずだと、博打感覚で注文。

 実は四半世紀前、メニューが全く読めない頃、えいや!で注文して大失敗したことがあるのよね。

 品書きが全く分からなかったけど、ただ一つだけ見覚えのある単語があった。
 「タルタル」。
 「タルタルソース」からのアナロジーというだけで、意味は知らなかった。

 ただそれだけを頼りに「タルタル・ステーキ」を注文したら、生の挽肉が出てきた。
 二口だけ喰って、後は残した。

 今回は、さすがにそこまでブラインドじゃない。多分煮込み料理で骨付きだろう(ossoはイタリア語で骨)程度の予測はできた。
 出てきた料理は漠然と想像していたようなものだったんで一安心。

 後でググってみたら、オッソ・ブッコとは骨付きスネ肉のトマトソース煮込み料理とあった。
 でもって、ぶつ切り骨の髄が美味しいんだと。
 しもた、髄は食べんかったぞ。お肌すべすべになれるチャンスだったのに。

 こちらの料理、「骨付き」というのは珍しくない。

 日本料理で骨付きで出てくるのは、手羽先くらいじゃないか?手羽先が日本料理と言えるのかどうか知らんけど。
 あ、焼き魚は大抵骨付きか。

 骨が付いたまま売られている肉を見て、以前は重量嵩上げのためだろうと勝手に思い込んでいた。が、骨と肉の間に栄養素がたっぷり含まれているらしい。
 魚も、皮と肉の間に、何だったか忘れたけど、何かががたっぷりだとか聞いたことがある。

 この説がホントか嘘か知らないが、もしホントだとすると、お上品にナイフとフォークで肉を骨からこそぎとるよりも、かぶりついて骨まできれいにしゃぶった方が良いということになるな。
 骨を掴んでがしがし肉を喰らうというのは、繊細な料理を知らない野蛮人のなせるわざと信じていたが、あながちそうでもないようだ。

 

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2011年6月 9日 (木)

きゅうりとドイツと大腸菌

 五月末にドイツで死者が発生し、スペイン産のキュウリが感染源とドイツ当局が発表した。

 フランスではパニックこそ起きなかったが、当然キュウリは売れなくなった。欧州各国でも当然スペイン産のキュウリ返品が相次いだ。スペイン産だけでなく、キュウリ全部が売れなくなった。

 その後ドイツ当局は、「スペイン産キュウリはシロ」と発表したが、「はい、そうですか」で済むはずない。勢いというものがついている。
 夕べのTVニュースでは不買は続き、農家・業者は大量廃棄を余儀なくされ、毎週2億ユーロの損害が発生していると報道していた。

 もう二十五、六人亡くなったかな。感染者はその百倍に上る。

 ドイツ当局は、キュウリじゃなくてドイツ産のモヤシが感染源と訂正発表したが、これも決定打になっていない。要するに、こんな凶悪な細菌がどこの何に由来するかが不明なまま、「生野菜は控えるように」と呼びかけている。大きな肉を食う時には生野菜をたっぷりとるというのが、肉食民族の基本なのに。

 死者、感染者ががドイツ北部に集中しているのは何故なんだろう。

 SARS騒ぎを思い出した。
 あれも基本感染は中国内で大量の死者が出た。いくらか海外にも飛び火したけど、その後、急速に収束した。この時は一旦ハクビシンに濡れ衣が着せられたが、シロになったようだ。あれは、感染源が特定されたんだろうか?

 戦争で核爆弾を使えばその土地は長い間使用不可能になる。ミサイルみたいな爆発物を使うとインフラをぶっ壊してしまい、その後の占領政策が面倒だ。
 けど、こういう奴ら(フランスの報道では「大腸菌」とは言わず、「バクテリア」と呼んでいる)を上手に地域限定的に使えるようになれば、その地域を殆ど無償のままに手に入れることができるんだよなー。

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2011年6月 8日 (水)

クロップド・パンツ

 知り合いのblogにこんなコトバを見付けた。

 「クロップ」って、どーゆー意味だ?

 clopは、「馬がパカパカ歩く」。裾がひらひらしてるからか?違うだろうな。農産物としての生豆・・・これも違うだろう。

 cropは、「作物を収穫する、刈り入れる」。これらしい。

 取り敢えず「クロップドパンツ」を画像でググってみたら

 なんだ、クレープ地ではない、しっかりした布地のステテコじゃないか、七分丈の。

 なんて言ったら、きっと怒られるんだろうな。

 にしても、発音はクロップ「ド」なの?

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2011年6月 7日 (火)

久し振りに雨が降った 2

 土曜の夜、パリに久方ぶりの雨が降ったと思ったら、日曜の夜は一時大雨。

 雷光ばりばりで、稲妻大好きのぼくにはたまらないのだけど、如何せんこのアパートの窓から見える空の範囲はひどく限られてる。
 縦横無尽に駆け巡る大きな閃光が沢山見られたはずなのになー。悔しかったぞ。

 フランス南西部では嵐と豪雨に見舞われた地域があり、数分だったか二時間だったかの間に、二ヶ月分の雨が降ったとか。

 その「二ヶ月」がどの二ヶ月を指すのかは、TVのニュースでは触れんかった。
 今年のパリの四月と五月二ヶ月分なら、降雨量はゼロなんだけど。

 日本では「雨」にまつわるコトバは斯様に多いらしい。

大雨、豪雨、驟雨、俄雨、地雨、雨滴、雨垂、雨垂落、霧雨、小糠雨、春雨、春霖、菜種梅雨、梅若の涙雨、翠雨、虎が雨、走り梅雨、卯の花腐し、入梅、梅雨、栗花落、五月雨、送り梅雨、戻り梅雨、空梅雨、夕立、白雨、日照雨、肘かさ雨、村雨、繁雨、篠突く雨、雷雨、雨乞い、
喜雨、洗車雨、洒涙雨、半夏雨、秋霖、時雨、村時雨、山茶花梅雨、樹雨、寒九の雨、怪雨、
天泣、作り雨、私雨、外持雨、露時雨・・・・

 知らんのが一杯ある。
 肘笠雨なんて、初めて聞いた。
 虎が雨・・・曾我十郎と愛人の遊女虎御前なんて、知ってるヤツいるのかな。
 ソレトモワタシノ教養フソク?

 フランス語にも雨に関してかほど多様な表現があるかとコメント欄でお題を頂戴した。
 多分としか言いようがないが、これほどは無い。

 夕立は「douche=シャワー」。時雨は「bruine=霧雨」。五月雨なんてある筈無い。

 でも、俄雨とか春雨って、熟語になってるからそれらしいけど、要は「俄に降り出す雨」であり、「春の雨」でしょ?

 「雨」ですぐに想起されるのはヴェルレーヌ。

Il pleure dans mon coeur
Comme il pleut sur la ville

 ぼくが無理矢理訳せば、こうなるかな。

涙するものあり、私の心の中に。
街の上空から降り来る雨のように。

 堀口大学はこう訳した。

 巷に雨の降る如く
 我が心にも涙降る

 この訳詩を絶品と言わずして、何を絶品と言うべきか。

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2011年6月 6日 (月)

モロッコ飯屋 Riad Nejma

 ぼくのアパートから徒歩3分。ポンピドーセンターに面してる。

 いかにもムード満載の店。写真はHPから拝借。

Riad_nejma

 モロッコ料理といえば クスクスとタジン鍋料理。

 クスクスとは、粒状になった小麦粉の上に、鶏肉とか野菜の入ったソースをぶっかけて食べるもの。いろんなものがソースに入っているハヤシライスの、米が粒状小麦となったものだと思し召されい。
 フランスではどこでも見かける一般的な料理。

 タジン鍋というのは、葛飾北斎描くところの富士山みたいな形状の蓋のある鍋。

 普通の鍋の蓋は平たく、火に掛ければ中の蒸気圧で蓋が踊って水蒸気が外に逃げるが、タジン鍋の蓋の形状だと、一旦上昇した蒸気が上部で冷やされて結露した水分が蓋を伝って流れ落ちてくるので、蓋と鍋の境目に水のシールができることで、香りを逃がさず効率よく調理できる。

Tajin

 水蒸気を逃がさないので、野菜みたいに大量の水分を含むものは、外から水を加えなくていい。この点は無水鍋に似ている。無水鍋だと安物の固い肉でも軟らかく調理できる。

 自分でタジン鍋を使ったことはないが、この鍋の出自から見て、高級でない肉もおいしく調理するために編み出されたものなんだろう。蒸し料理は栄養素を逃がしにくいという重要なポイントもある。

 クスクスは何度も食しているけど、モロッコ料理「専門」と標榜している店の経験はこれで二軒目。嫌いではないけど、特に好ましいとも感じない。

 閑話休題。
 この店、週末の夜、ちょっとしたショーがある。
 あれがベリー・ダンスというものなのかどうか知らないが、客席の間を若いおねえちゃんが腰を激しく振りながらくねくねと舞い抜けていく。

 二人のダンサーのうちの一人が、ぼくらのテーブルのすぐそばで暫し舞い踊ってくれた。

 衣装の胸が大きく盛り上がってるけど、素肌との間に大分隙間があるようだなーと「観察」していたら、後刻同席者に「鼻の下が伸びてた」と言われてしまった。
 そーゆーつもりじゃなかったんだけどね。あくまで「観察」してたんだけどね。

 ショーが終わって暫くすると、件のおねーちゃん、GパンTシャツ姿で奥から出てきて、バーカウンターで何やらお吞みになって出て行った。
 先ほどはかなり妖しいオーラを撒き散らしていたのに、この時はわりと可愛い目の女の子にしか見えなかった。雰囲気というのは、そんなもんなんだろう。

 彼女は専属なのだろうか、単なるバイトなんだろうか。
 もう一人のダンサーはどこへ行ってしまったんだろう。この店は二階に別の客席があるようで、そこではひょっとしたらもっと妖しいショーがあるんだろうかと、いや、これは最早妄想の領域。

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2011年6月 5日 (日)

久し振りに雨が降った

 渇水状態と書いた途端、夜、大きくも華麗な稲光を伴い、実に久し振りの雨が来た。

 からからに干涸らびた大地には何程の効果も無かろうが、それでも立木にはまさに干天の慈雨。

 昨年あれだけの大雪があったので、山には充分水があると思ってたけど、あちこちで貯水池の水位が大きく下がりはじめているらしい。今夜の雨は山間部にも降っただろうか。

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2011年6月 4日 (土)

渇水で気付いたフランスの原発状況

 暑゛い!

 気温三十度は珍しくなくなった。けど、今日は湿度が高く、蒸し暑い。

 フランスは今、何十年ぶりかの渇水状態だとか。

 四半世紀前の「三十年ぶりの大寒波」、それを凌ぐ昨年の大寒波、そして今年の歴史的渇水状態と、ぼくはよくよくこの国の異常気候に縁があるらしい。

 この渇水状況は、フランスの発電に影響をもたらすかもしれない。

 フランスでは内陸部に多くの原子力発電所を持ち、その冷却に河川水を使っている。
 と書けば、お分かり頂けよう。
 水不足で、計画発電操業低下の可能性が大きいのだ。

 とえらそーに書いたけど、実は原発と河川水の関係なんて、これまで考えたこともなかった。

 え?原発冷却水を河川に流してるの?ええのんか?

 もう川魚は食わん方がええかなぁ。河口付近で養殖してる牡蠣も、手を出すのはやめた方がええかなあ。

 でもなあ、英国の核燃料再処理工場から出たプルトニウムは、既に北極海まで到達しているらしい。そうなると、北海でとれる魚も食えんことになるなあ。

 あ、そういや、チェルノヴィル(チェルノブイリ)の事故の時も、フランスに住んでたんだ。

 今更養生なんて、と考えるか、いやいや、残り少ない人生でも蓄積は避けねばと考えるか。

 ハムレット状態。

 悩むこと自体、ホンキじゃない証明、だね。

 それはともかく、これ以上渇水が続いたら、河川沿いの原発はいったいどういことになるんだろう。不思議なことに、フランスのマスコミは騒がない。

 『原発の燃料は、稼働を停めても冷やし続けなければならない』

 これは迂闊にも、福島原発事故が起こるまで、ぼくが知らなかったこと。
 これ、世間の常識だったんだろうか。ぼくがバカで無知だっただけ?

 渇水状態で水不足が深刻になれば、フランスの川沿いにある原発は計画停電だけでなく、放射性排水を規定通り希釈できなくなるのだから、稼働停止もあり得る筈だけど、どうだろう、本当にその規定を守るつもりなんだろうか。

 お上の監視?政府の公報があまりアテにならないという事情は、日本だけではない。

 あのチェルノビル(チェルノブイリ) 原発事故の時、「放射能は我が国には届きません」と明言したフランス政府の嘘は後で暴かれた。

 Antenne2(今のFrance2)の、ガイガーカウンターを使った「ほら、計器が振り切れる程の放射能がまぶされた野菜が売られてますよ」という報道を見て、その頃フランスに住んでたぼくは、笑うしかなかった。

 2008年のことらしいけど、こんなニュースもあったらしい。

 「フランスのトリカスタン原発でウラン溶液数万リットルが河川に流出」

 そういえば、日本の使用済み核燃料はフランスの再処理工場に送られるんだった。

 それを請け負うフランスのCOGEMAグループも杜撰極まりないようで、放射能汚染物質を垂れ流して平然としていたんだそうな。

 他人様の記事へのリンクで恐縮だけど

 英・仏の再処理工場 深刻な放射能汚染発覚
 COGEMA faces charges of radioactive pollution

 原発停止の動きがあちこちで出始めているが、原子力は利権の巣窟。利権に群がる連中がそう簡単にそれを手放すとは思えない。

 思えば、原子力の平和利用というお題目は、僅かな連中による壮大な利権キャンペーンだったのだろう。お題目の根拠は、あと数十年で地球上の化石燃料が枯渇するというものだった。

 化石燃料枯渇への警鐘は、四十年以上前には世間を席巻していたが、最近はとんとお目に掛からない。

 後日追記


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2011年6月 3日 (金)

キリスト昇天祭

 今年は6月2日がキリスト昇天祭で、祭日お休み。

 文字通りキリストが昇天した日ということで、この日は復活祭から四十日後らしい(正確な数え方は別にあるらしい)。

 ところが、十字架に掛けられたイエス・キリストが三日後に復活したという、敬虔な信者にはまことにありがたいはずの復活の日は何故か月日が固定されておらず、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」ということになっている。

 そんなんでええんかなー?

 暦に「清明」というのがあって、中国では先祖の墓参りをする日らしいが、なんか関係あるのかな。

 花祭りは4月8日。日付は「清明」とほぼ同じでなんか関係ありそうだけど、旧暦と太陽暦がごっちゃになって、よう分からん!

 

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2011年6月 2日 (木)

レストラン 花輪

 シャンゼリゼ通りに接するモンテーニュ通り。この通りは超有名ブティックが軒を連ねている場所。その通りのすぐそばという、超一級地にこの店はある。

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 この店のコンセプトは分かり易い。すなわち、

 半可通でしかないくせに日本料理を賞賛する、虚仮威し豪華内装大好きガイジンさん向け。

 コース料理の中に、この季節、土瓶蒸し!何の香りもありゃしない。添えられていたスダチを懸命に絞っても、これまた香りが全くない。

 出てきたにぎり寿司を見て、これまた仰天。フランス全土で見かける「なんちゃって日本飯屋」のものと見てくれは全く同じ。で味はどうかというと、やっぱりその手の店と同じ。あとは推して知るべし。
 それでいて、とんでもないお値段。

 味オンチのぼくだけど、タダでも二度と行きたくない店だ。

 序でに書いとくと、この店、入口受付の段階で既にアウト。

 入っていったらおっさんが、アンタ何しに来たのと言わんばかりに、じろっとぼくを見る。
 予約名を告げるといきなり「こちらへ」と、さっさと歩いて行く。それも、小柄な女性なら絶対ついて行けないような速さで、客への気遣いは微塵もない。
 到着したのは予約時刻ぴったりだったのだが、そういう場合、ふつー「皆さんお待ちです」とか「他の方は未だお見えになってません」とか、言わんかぁ~?

 ここの料理の不味さは、調理人の腕前とは無関係なレベル、「この程度でいいよ」という経営方針が根底にあると見た。だから、経営が変わればまた違った様相を見せるだろうけど。

 にしても、「もう二度と行かないぞレストラン」、これで三軒目。

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2011年6月 1日 (水)

レストラン KIGAWA 日本人シェフの本格フレンチ

 日本で和食の料理長をやってるガイジンって、どの程度いるんだろう。

 パリで日本人料理人が開業しているフレンチレストランは意外に多い。その全てを渉猟したわけではないので、こういう書き方は他の店に非礼と知りつつ言わせてもらうのだけれど、直球勝負している店に初めて行き会った。それがKIGAWA。

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 ぼくが知っている範囲での日本人シェフの店は、どこかしら「日本風」を織り込むことを特徴にしてた。それを否定するものではない。そういう異質のフュージョンで新しい味を作り出していくのが料理人の勘と腕前だろう。「ヌーベル・キュイジンヌ」だって、和風を取り入れたんだから。

 ともあれ、「これどういう料理?」と日本語で聞けて、(多分)どれをとっても水準以上の伝統的フランス料理を出してくれるという意味では、とても貴重な店。

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 メインで頼んだのは、agneau de lait 乳飲み子ヤギ。本日のスペシャルで、後一人分しか残ってないと言われ、そーゆーの弱い、訳も分からず「それ」って注文。
 撮影手振れで何だか分かりにくいだろうけど、まずまずでございました。

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 デザートには、パテシエの奥様の手になるという、パンプルムスのなんとか・・・

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 このデザートは、ぼくみたいな下賤の者には高尚すぎてよう分からんかったけど、作り込まれているということだけは理解できた。

 決して高くない料金設定は、もともとパリ12区の「O REBELL」という店で働いていた紀川氏が今年の三月に独立したばかりの店だという事情があるのだろう。

 立地条件があまり良くないので、先ずは固定客を確保することが第一。ウェイトレスを兼ねている奥様の愛想の良いこと!

 一年後にも「高くはない」という価格設定のままなのか、それとも人気店になってしまった他のネオ・ビストロと同様に、ぼかっとお高くなっているのか、それは神のみぞ知る。

 フレンチは喰いたしフランス語は喋れんし、と悩んでる方にはおすすめ。

 Restaurant KIGAWA
 186 rue du Château 75014 Paris

 後日のことだけど、ウチの社員(フランス人)が「この店知ってるか?それはそれは美味しいぞー!いつも一杯だから予約は不可欠だぞ」と興奮した面持ちでぼくに告げてきた。

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