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2011年6月 4日 (土)

渇水で気付いたフランスの原発状況

 暑゛い!

 気温三十度は珍しくなくなった。けど、今日は湿度が高く、蒸し暑い。

 フランスは今、何十年ぶりかの渇水状態だとか。

 四半世紀前の「三十年ぶりの大寒波」、それを凌ぐ昨年の大寒波、そして今年の歴史的渇水状態と、ぼくはよくよくこの国の異常気候に縁があるらしい。

 この渇水状況は、フランスの発電に影響をもたらすかもしれない。

 フランスでは内陸部に多くの原子力発電所を持ち、その冷却に河川水を使っている。
 と書けば、お分かり頂けよう。
 水不足で、計画発電操業低下の可能性が大きいのだ。

 とえらそーに書いたけど、実は原発と河川水の関係なんて、これまで考えたこともなかった。

 え?原発冷却水を河川に流してるの?ええのんか?

 もう川魚は食わん方がええかなぁ。河口付近で養殖してる牡蠣も、手を出すのはやめた方がええかなあ。

 でもなあ、英国の核燃料再処理工場から出たプルトニウムは、既に北極海まで到達しているらしい。そうなると、北海でとれる魚も食えんことになるなあ。

 あ、そういや、チェルノヴィル(チェルノブイリ)の事故の時も、フランスに住んでたんだ。

 今更養生なんて、と考えるか、いやいや、残り少ない人生でも蓄積は避けねばと考えるか。

 ハムレット状態。

 悩むこと自体、ホンキじゃない証明、だね。

 それはともかく、これ以上渇水が続いたら、河川沿いの原発はいったいどういことになるんだろう。不思議なことに、フランスのマスコミは騒がない。

 『原発の燃料は、稼働を停めても冷やし続けなければならない』

 これは迂闊にも、福島原発事故が起こるまで、ぼくが知らなかったこと。
 これ、世間の常識だったんだろうか。ぼくがバカで無知だっただけ?

 渇水状態で水不足が深刻になれば、フランスの川沿いにある原発は計画停電だけでなく、放射性排水を規定通り希釈できなくなるのだから、稼働停止もあり得る筈だけど、どうだろう、本当にその規定を守るつもりなんだろうか。

 お上の監視?政府の公報があまりアテにならないという事情は、日本だけではない。

 あのチェルノビル(チェルノブイリ) 原発事故の時、「放射能は我が国には届きません」と明言したフランス政府の嘘は後で暴かれた。

 Antenne2(今のFrance2)の、ガイガーカウンターを使った「ほら、計器が振り切れる程の放射能がまぶされた野菜が売られてますよ」という報道を見て、その頃フランスに住んでたぼくは、笑うしかなかった。

 2008年のことらしいけど、こんなニュースもあったらしい。

 「フランスのトリカスタン原発でウラン溶液数万リットルが河川に流出」

 そういえば、日本の使用済み核燃料はフランスの再処理工場に送られるんだった。

 それを請け負うフランスのCOGEMAグループも杜撰極まりないようで、放射能汚染物質を垂れ流して平然としていたんだそうな。

 他人様の記事へのリンクで恐縮だけど

 英・仏の再処理工場 深刻な放射能汚染発覚
 COGEMA faces charges of radioactive pollution

 原発停止の動きがあちこちで出始めているが、原子力は利権の巣窟。利権に群がる連中がそう簡単にそれを手放すとは思えない。

 思えば、原子力の平和利用というお題目は、僅かな連中による壮大な利権キャンペーンだったのだろう。お題目の根拠は、あと数十年で地球上の化石燃料が枯渇するというものだった。

 化石燃料枯渇への警鐘は、四十年以上前には世間を席巻していたが、最近はとんとお目に掛からない。

 後日追記


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