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2011年9月22日 (木)

何だか、初音ミクが凄いことになってる

 初音ミク、vocaloid。ヤマハが開発した合成音声エンジン。そのリリースニュースを初めて見たとき、とんでもない可能性を感じたものだ。今ではバリエーションが沢山出てきているようだが、それを総称して「初音ミク」と呼ぼう。

 自分でいじってみようとしたけど、もうとても操作を覚えきれなかった。あと二十歳若かったら・・・と涙を呑んで断念し、youtubeで人様の作品を鑑賞するにとどめることにした。

 初期の頃の「初音ミクたちに六甲おろしを歌っていただきました」という作品には驚愕した。これ、殆ど人間の声じゃないか。

 そう、人間でないものが人間らしくあることに、大きな興味を抱いていた。我ながらヘンだと思ってたら、日本人はもともと、人間でない存在が人間らしくあるということを受け入れる文化があるのだという記事を目にした。

 浄瑠璃である。

 浄瑠璃の人形遣いは、いかに人間らしく見せるかに腐心する。当初は一人で操っていたそうだが、今では三人が「一人」の人形を操る。

 なら、人間が演じりゃいいじゃないか。なのに、何故わざわざ三人掛かりで一つの人形を操り、それを求めて人が集まるのだろう。

 ヒトが演じれば、ぼくらはそれを追体験するしかない。

 ヒト以外のものが演じれば、どれだけそれらしくても、必ずギャップがある。

 そのギャップは、自分が感情移入することのできる余白ではなかったか。
 そういう余白を楽しむことこそ、日本の文化ではなかったか。

 西欧諸国で受け入れられなかったロボットが日本で簡単に受け入れられたのは、「鉄腕アトム」の功績であるという説がある。そうなのかもしれない。

 けど、鉄腕アトムが居なかったとしても、日本人は工業ロボットを受け入れただろう。そう思う。

 久し振りに「初音ミク」の動画をチェックしてみた。あの当時は既存の楽曲を、いかにそれらしく表現するかが勝負だったが、今では様変わり。完全にオリジナル世界になっている。才能のあるヤツは、歌と動画をミックスしてweb上で流している。

 今のところ動画に不満は残る。歌詞を文字で流す手法は好きになれない。まだまだ発展途上ということだろう。けど、この分野はきっとブレイクする。

 作詞作曲、そして動画まで。
 オペラをたった一人で作り上げるようなものじゃないか。

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