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2011年11月 1日 (火)

Autolib その2

 カー・シェアリングのAutolibが、この十月パリに遂にお目見え。

 利用料金は、一年契約 144ユーロ、週次契約 15ユーロ、一日契約 10ユーロで、
三十分ごとに5~8ユーロの課金となる。
 片道走行250キロメートルのこの電気自動車、利用はイル・ド・フランス地域(パリとその周辺)のみ。

 たとえば、一日契約で片道半時間以内の所を往復したとすると、

 一日契約料金10ユーロ、三十分までの使用料金7ユーロx2=14ユーロ(往復で)。〆て24ユーロとなる。四人で乗れば、一人頭6ユーロ。

 年間使用契約だと、初乗り半時間は5ユーロなので、年会費144ユーロ(一ヶ月当たり12ユーロ)を無視すれば、上記の例では使用料10ユーロで済む計算になる。しかも、ステーションに返却しさえすれば駐車場料金が不要だから、おトク度はぐっと高くなる。

 が、そうかぁ~?

 先ず、「ステーション」を探さにゃならん。探し当てたところで、velibはパリ市内だけで二万台からあるから、概ねゲットできるだろうが、Autolibではそうはうまくはいかないのではないか。

 しかも、たとえばAutolibを使って夕食に行ったとしよう。行きは何とか空車を見付けられても、帰りにそのレストランの近くに空車が首尾良くあるかどうかは、運次第。自家用車感覚での使用はちと難しそう。

 そもそも自家用車を持っている人間がこれを使うことは少ないだろう。それでは「排気ガス削減」というお題目は空念仏。

 主要使用者は現在車を持っていない連中になる可能性が高いから、却って交通渋滞に加担することにならないか?

 自転車 velib が隆盛を極めているのを指して、このお陰でCO2排出量が何万トン削減されたとか言う論調があるが、ウソ!

 それまで車を使っていた奴らがvelibに乗り換えた例なんて、ごく少数。velibを使ってる連中は、初乗り三十分は無料というシステムに惹かれた、メトロからの乗り換え組が主流なのだ。だから、メトロの運賃収入減となり、しかもメンテ費用が余分に掛かっている。

 うまくいくのかな。



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