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2011年11月15日 (火)

シャルトル Cathédrale Notre-Dame de Chartres 2 大聖堂

 シャルトル大聖堂と呼び習わされているこの教会は、正確にはシャルトル・ノートルダム、或いは、シャルトル聖母マリア大聖堂とでも呼ぶべきか。

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 カテドラルを「大聖堂」と書いた。
 この訳語では単に大きさを現しているかのように見えるが、それだけではない。キリスト教の国では地域が区割りされて、それぞれの教区を任された教会(église)がある。その地域一帯の教会を束ねるのがカテドラル(cathédrale)。本山とまではいかないだろうが、会社組織で言えば、部長相当か。

 シャルトルのカテドラルは、ゴチック様式を最も良く残している建築物として、また、数々の戦火をくぐり抜けて、古い彫刻やガラスが残っているものとして、そしてまた、ローマ時代の建築様式の名残をとどめていることで知られている。

 今の建物は鎌倉幕時代にローマ様式の教会が焼け、その跡地に建てられたもの。それまで既に5回ほど建て替えられている。

 ゴチック-gothique とう語は、ゴート族風というのが本来的意味だが、洗練されていない、とか野蛮という意味合いで使われるようになったらしい。優雅なローマ様式と対比してのことであろう。その建築様式が、蛮族の住んでいる、天に向かって伸びる森林の木々を想起させたのかもしれない。と、これはあくまでぼくの想像。

 外観はいかめしい造りで、城塞を思わせる。

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 鎧の段平状に出張っているのが工夫で、屋根の重みを丸天井のアーチで受け、横に推される力を受けるために柱が外に飛び出るような恰好になっている。

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 パリのノートルダム寺院はのっぺりとした感じで、ぼくはあまり好きになれない。こういう風にゴテゴテしているのが好み。何となく力強さを感じる。

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 ゴテゴテと言っては申し訳なかろうが、入口、外壁部の装飾彫刻も念の入ったもの。

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 四半世紀前にバルセロナでガウディ設計の聖家族教会を見た時、その壁面の彫り物に魂消てしまったのだが、先にここを見ていればあれほどは仰天しなかっただろうにと思う。

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 ここに到着したのが午後三時過ぎと、冬時間帯では随分遅い時刻だったので、ゆっくり「ゴテゴテ」を鑑賞できないことを心残りに、聖堂の中へ入る。

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