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2011年11月16日 (水)

シャルトル Cathédrale Notre-Dame de Chartres 3  大聖堂 婚礼の儀

 聖堂の中に入ったら、羽根飾りの付いた帽子を被っている女性が居た。とてもお洒落な身なりではあるが、ふつーその恰好で表は歩かんだろうという、ケバい出で立ち。

 場違い勘違いなな恰好をするフランス人も居るのだとちょっと小馬鹿にしたが、勘違いはぼくの方だった。

 祭壇の様子が、これまで見てきたものとどうも違う。

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 祭壇脇には、儀式具が置かれていた。

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 祭壇の前の席には大勢の人が居る。

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 婚礼の儀がこれから執り行われようとしているところだったのだ。

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 花嫁は膝丈のドレスだった。裾の長~い純白のドレスの裾を引き摺ってヴァージン・ロードを歩くのが西洋風だと思っていたんだけど・・・
 この花嫁はヴァージンじゃなかったんで、短いドレスしか許されなかったんだろうか。(そんな根拠があるのかどうか知らん。あるわけ、無いわな)

 と、先ほど入口付近で見かけた「ケバい」女性が祭壇の脇に立ち、自ら歌いながら、賛美歌斉唱の指揮を始めたのである。葬式の儀でも見た、参加者一体型の演出がここでも見られた。

 この女性の赤いスカート、前の方がずり上がっているのでてっきり妊婦かと思ったが、どうやらそうでもないらしい。

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 バック・バンドは、朗々と堂内に響き渡るパイプオルガンの生演奏である。そうあっては、どんな歌でも荘重に聞こえないわけがない。

 朝比奈隆が1975年、聖フローリアン教会で大阪フィルを指揮したブルックナー交響曲第7番は名演と言われているが、確かに残響効果が素晴らしかった。

 教会の残響効果はカラオケのエコーとは全く別物。残響が天に昇るような感じで抜けていくのだ。この感覚は、その場にいないと到底分からない。
 (サン・サーンスの交響曲第三番を教会内の演奏で聞けたらなあ。嗚呼)

 雲のように堂内を満たす音が天に吸い上げられていく。両側の壁には大きなステンドグラス。

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 こんな素晴らしい場所での婚儀。新郎新婦は未来永劫決して別れることはないであろう。幸多かれと祈る・・・ウソです。ここで挙式するのには、いかほど入り用であろうかと、ま、そんなことを考えてた。

 そのような儀式が執り行われている最中でも、観光客はお構いなしにそこら辺をうろうろしている。それがまた、何とはなしにさまになっている。仏式、神式と最も違う点だろう。

 あまりに当たり前のことなので書かなかったが、こちらの教会に「拝観料」というシステムは、ない。

 日本の神社仏閣で拝観料・・・拝んでありがたく見せて頂くための料金が存在するのには、理由がある。それは承知しているつもりだが、キリスト教が「拝観料」無しにやっていけるのは何故か。そんなところを、神主も坊主も勉強してくれたらなぁと、しみじみ思ってみたりもするのである。

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