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2012年2月29日 (水)

ネコ昇天 その2

 母が、多分息子どもよりもよっぽど拠り所としていたネコが死んだ。その経緯を弟が連絡してきたことは、既に書いた。

 この二月、一時帰国で一年ぶりに母に会った時、母はしみじみと言った。

 「テレビとか映画で人が死ぬシーンで、首がカクッと折れるでしょう。あれは本当にその通りなのね」。

 そのネコは、一年前に見た時、既にガリガリに痩せていた。

 昔々まだ元気一杯だった頃、悪さをしたので引っ捕まえてお仕置きしたら、ぼくの腕の中に締め付けられたままでぼくの左手甲を思いっきり噛みやがった。噛まれたその傷は長らく治らなかったのだが、そんな昔のパワーの面影は、どこにもなかった。

 もう長いこと腎臓を患っていたらしい。最後の頃は、階段の上り下りもできなくなっていた。獣医の手を患わせ看護はしてきたのだが、最後は寝たきりになった。

 そして、いまわの際、横たわったままで、「ニャー」と鳴く風に口を開いたが声にはならず、そのままカックリと首を落としたそうだ。

 弟が「大往生だった」と簡潔に書いてよこしてきた中に、そんな情景が含まれていたのである。

 

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