« コメント投稿 | トップページ | パリの寒波は一段落 »

2012年2月13日 (月)

インターネットという、(ぼくらの)目に見えない世界への依存 その6

 「ネット上の「自分」消せるの? 情報独り歩き、追跡困難」という記事が、1月14日付日経新聞の「エコノ探偵団」というコーナーに載っていた。

 スマホの移動追尾については以前書いたけど、この記事に拠れば

横浜市在住の男性(36)に聞いたところ「自分でそういう設定をした記憶はないのですが、スマホのカメラ機能で撮影した写真が自動的にすべて写真共有サイトに送信されてしまいました」。

 それがデフォルト設定なのかどうか知らないが、まことに親切な機能ではないか。GPS情報を写真に付加する設定になっていれば、撮影場所まで共有サイトに晒してしまうことになる。。

 勿論、事前に説明書を熟読して設定確認すればよいのではあろうが、高機能多機能オール・イン・ワンの機器では、ことはそう簡単ではない。

 ぼくは取扱説明書に比較的目を通す方ではあるが、今使っているBlackberry Torch の設定確認はギブ・アップした(説明書がフランス語だったし)。
 しかも、何の加減か、自分で絶対にいじらない設定が勝手に変わっていたこともある。

所長がぼそっとつぶやいた。「もし自分が死んだら、自分がネットに残した情報はどうなるんだ?」

 blogの無料サービス程度なら、一定期間投稿無しの状態が続けばアカウントが閉められるだろうし、永遠に残ったとしてもどっちゅうことない。

 有料サービスなら、支払いが途絶えた時点でアカウントが閉められるだろう。
 けど、大抵の方は自動振り込みにしてない?

 で、その支払い元がネット銀行だったら?

 遺族がちゃんとそういう銀行の存在を知っていれば良かろうけど、隠し口座みたいに家族に内緒にしてたとしたら?で、死亡した本人が使ってたPCが指紋認証でしか開けないとしたら?

だが、米国では昨年、ネット銀行などのID(利用者名)とパスワードを自分の死後、遺族にメールで知らせるというサービスが登場していた。「日本でも近いうちに同じようなことになりそうだな」

 預金通帳と印鑑を託すに等しい行為。その会社の従業員を、どこまで信用できるのだろう。仮に全幅の信頼を寄せたとして、web上で100%のセキュリティはあり得ない。

 いろいろと便利な世の中になった。メンド臭いことは、機械や他人がやってくれる世の中になった。

 徒に何もかもを恐れる必要はないだろう。

 ただ、「便利」はタダではないこと、その代償は何なのか、程度は熟知しておかねばなるまいて。

 

|

« コメント投稿 | トップページ | パリの寒波は一段落 »

暮らし、雑感」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« コメント投稿 | トップページ | パリの寒波は一段落 »