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2012年3月 4日 (日)

フランスでワイン消費量が減っているワケ 車の速度取り締まり

 フランス人といえば、漏れなく「ワイン」というイメージがついて回る。

 確かに、フランスでは食事とワインは切っても切れなかった。ディジェスティフ(食後酒)も当たり前だった。

 なのに、フランス国内でワインの消費量は下降の一途を辿っている。

 コニャックを筆頭とする食後酒の動向は知らないが、フランスでのワイン摂取量の減退と交通事故死者の減少は概ね一致しているらしいのだ。

 交通事故死を減らすためにフランス当局がとった手段は、運転者のアルコール摂取量制限と車の速度規制強化だった。

 アルコール・チェックに引っ掛かったことはないので、その方面でぼくが書けることは何もないが、ガキンチョが夜通し酒を飲んで騒いで、挙げ句の果てに交通事故を起こす事態は、少なくなかったろうと想像はできる。

 酔っ払い運転をするとどうなるかというのは、これは自分で体験済み。四半世紀前のことだけどね。よくぞ事故を起こさなかったものだと今でもつくづく、というシーンを二つほど思い出せる。

 確かに酔いと車の速度には相関関係がある。
 だから、「速度規制を強化するぞ」というアナウンスと本気の取り締まりは、多分有効なんだろう。

 定置式の速度レーダーがある場所の手前には、こんな看板がある。

Photo

 これを撤去するという方針が一旦打ち出され、世論の激しい非難にあってうやむやになってしまった話は、既に書いた。

 この警告看板の後に控えているのは、こういう定置式レーダー。

Photo_2

 ぼく自身、既に何度かお世話になった。

 それでは、この警告看板が無いところは大丈夫かというと、どっこい、日本と同様、ネズミ取りというものは、存在する。

Photo_3

 良くは知らないが、スピード・ガンみたいなものが組み込まれているのだろう。

 じっとこうやって走ってくる車を眺め続ける取締官もたいへんだろうが、機嫌良く走っている最中に、いきなり銃口みたいなものが自分に向けられている光景が眼前に展開されるのは、精神衛生上あまり宜しくない。

 こないだ。制限速度を守ってるぼくをもどかしく思ったのだろう、それまで後ろに付いていた車がブイィ!と走行車線側からぼくを追い抜いていったところに、この手の取締官が居た。彼はその車が走り去った後、手に持ったボードに何やら手書きで記入していた。

 平地なら、しっかり前を見ていれば大丈夫だろうと思うのは、これまた間違い。

Photo_4

 高速道路を跨ぐ陸橋の上からだってチェックしてる。

 こんな手持ち式で正確に速度を測れるのかという疑問は持ってはいけないよ。定置式のレーダーの測定誤差範囲は、僅か5%なのだ!罰金支払い命令書にそう書いてあったから、間違いない。だから、手持ち式であろうと、同様の精度を保っているの違いないのだ!!

 速度制限を守らせる手段は、レーダーだけではない。

 当局は、高速道路の一部の照明を切るという手段も採り始めた。

 明るいからスピードを出すのだ、暗ければ注意して速度を落とすだろう、というロジック。

 分かるような分からないような。

 それが本当に効果的なら、他の国にも波及して然るべきだろう。

 追随している国があるのかどうか、ぼくは寡聞にして知らない。

 

 

 

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