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2012年5月 1日 (火)

フランスの定年事情

 本日は、当社で34年勤務した経理のおばちゃんの退職記念昼食会。

 フランスでは、年金受給資格は六十歳からで、定年は一応65歳ということになっているが、つい最近、本人が希望すれば70歳まで雇用せねばならなくなった。

 しかも、65歳前に本人に退職の意志があるかどうか公式に聞いてはならないことになっている。

 ・・・なんだか以前に書いたような気もするが、まあいいか。

 ヘンな国だ・・・と思うのは早計で、ここフランスで年金受給者の資格を得るには、概ね四十年掛け金を払わねばならない。

 昔々は中卒で働くのが当たり前で皆それを何とも思ってなかったのに、アホな大統領が高卒資格取得=大学入学資格取得率を八割にするなんて馬鹿な方針をぶち上げたものだから、普通に大卒した連中は、六十歳では年金受給資格がない。

 しかも、フランスでは当今、「大学は出たけれど」状態で、若年失業率が高止まりなので、彼らが年金をもらうためには、どうしても65歳くらいまでは年金保険料を払わねばならない=働き続けねばならないのだ。

 受給年金水準がどの程度なのか詳しくは知らないが、フランス人は定年退職を心待ちにしている。フランス近世文学を嗜む方はご存じだろうが、「年金生活者」というのは、憧れの的。

 いや、何もフランスに限ったことではなく、年金で充分な生活が送れるなら、日本人だって憧れるだろうて。

 因みに、これは以前に書いたけど、「過酷な労働」を「強いられている」特定職業の方達は、六十歳前に年金受給資格を得られる。警官職はまあ認めるとして、フランス国鉄の運転手も繰り上げ年金受給の対象になっているというのはハテナではあるが、蒸気機関車時代の名残なんだろう。

 そう、フランスという国は、伝統と現代が共存している場所なのである。
 --- 美しく纏めたつもりだけど、そうでもないような ---


 

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