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2012年6月 5日 (火)

帰国準備・・・インターネット解約

 ぼくはADSL回線契約をSFRという会社と結んでいた。

 月々39ユーロでテレビも見られるし、固定電話へならほぼ世界中どこへかけても無料ということで、お得感満載だったからだ。

 もっとも、テレビはこの一年ほどはあまり見なくなっていた。駐在期間の後半ではだいぶ体がくたびれ始め、特番ものもほとんど見なくなった。TVニュースはwebで見る方が多くなっていた。
 プロレスは最初の頃こそ喜んで見ていたが、タダで視聴できるのはあまりレベルの高い試合ではなかったので、すぐに飽きた。

 国際電話の方はというと、家族と電話で話すことは年に一回あるかないか程度だった。

 ということで、あまり「お得」を活用できなかったが、それでもweb接続はもはや必須であり、それ故、解約はぎりぎりまで引っ張った。簡単にできるだろうと思ってたからだ。

 アパートを引き払う十日ほど前にSFRへ連絡しようとしたら、携帯電話ではダメで、web回線に繋がったIP電話からしか申し込みができないと言われた。

 悩んだ。

 電話機はあるにはあるのだが、バッテリーが完全に疲弊していて、最近は短時間で落ちてしまうのだ。SFRに電話すれば、どうせまたたらい回しにされるに決まっている。その間にバッテリーが落ちてしまっては元も子もない。

 結局、この解約連絡のためだけに、新しく電話機を買うことになってしまった。しゃーない。

 接続機器一式を近くのSFRの営業所に持って行けばよいと思っていたら、所定の用紙を送るから、それを貼り付けて自分で梱包して返送せよと言う。

 その用紙、早う送ってくれ、急いでんねんと告げると、解約日までには届くという。いや、それじゃ遅いんよ。解約日=アパート退出日なんだからと急かすと、了解したという返事。至急扱いにするという確約でないことは推察されたが、どうしようもない。

 パリ市内であれば、郵便物は遅くても二日で届くはずだが、なかなか来ない。

 と、数日後電話が掛かってきた。解約の理由は何だと尋ねてくる。あのね、わしパリを引き払って日本に帰国するのと告げたら、ああそうか、で終わった。

 そんなこと、受付時に聞けよ!でもって、早うその所定の紙を送ってこんかい!

 焦っていたのにはもう一つ理由がある。

 アパート退去の三日前から、郵便物は会社へ転送されるよう郵便局で手続き済みだったのだ。転送となるとまた時間が掛かる。

 やきもきしながら待っていたが、転送サービスの始まる前日、金曜までに、ついに件の用紙は届かなかった。肩を落としたぼくであった。

 が、翌日の土曜に郵便受けを覗くと、それが届いていたのである。何故配達されたのかなんて詮索はどうでもよい。これで機器返送ができ、解約が成立する。

 封筒の中の案内文の日付を見ると、依頼してからそれほど日を置かず作成されたもののようだ。はてなと思いつつ郵便スタンプを見ると、案内作成日から数日経ってはいるが、それでも三、四日前の日付。

 使われていたのはecoメールという奴で、安い代わりに配達まで時間を要するという代物であった。

 機器を返送するのは郵便局経由。フランスには宅配便サービスというものがない。よって、小包は普通、colisimoで送る。「ゆうパック」みたいなもんだ。

 機器を梱包した箱は二つあるが、返送先が書かれたその用紙は一枚しかない。よって、二つの箱をガムテープで縛って一個口にし、郵便局へ持ち込んだ。

 窓口の兄ちゃん、受け取ってスタンプをぽんと押した半券をぼくにくれ、オッケーと言う。実はcolisimoを使うのは初めてだったので気付かなかったのだが、その返送用紙は料金受取人払い用のものでもあったのだ。 

 やれやれと安堵したところで、ふと考えた。

 返送用紙がアパートに届いたのは、それは確かにありがたかった。でも、本来なら既に転送サービスが始まってる筈じゃないの?有料サービスだぜ。ちゃんとやってくれるんだろうね。

 フランスという国は、最後まで心を落ち着かせてくれなかった。

 

 

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