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2012年6月26日 (火)

挨拶をしない日本人 挨拶しにくい日本語 その2

 前回記事にコメントを頂いた。

私が住む田舎では、散歩で出会ったりすると見知らぬ人どうしでも挨拶するし、子供達も小学生の間は知らないおばちゃんにもきちんと挨拶しています。

 言われてみれば、朝の通勤時に「おはようございます!」と挨拶してくる中学生が、ごくたまーにだけど、いるなあ。

 でも、今ぼくが住んでいる田舎町で聞くあの発声は、あまり自然じゃない。声を振り絞っているような感じ。きっと「朝は挨拶せーよ」と教え込まれて、懸命にそれに従っているのだろうとしか思えない。

 むか~し昔、竹富島に行った時、島の人たち皆がほんとに自然に「おはようございます」と挨拶してきて仰天したことを思い出した。

 仰天したということは、当時のぼく自身にはそんな癖は付いていなかったということを、はしなくも露呈しておるな。わははは。

 で、そのコメント、こう続いた。

買い物に行くと、日本の場合、以前は「いらっしゃいませ」と言われることが多くて、そう言われると、ちょっと返す言葉が出難い感じがしたけど、最近は「いらっしゃいませ、こんにちは」と言われるので「こんにちは」と返し易くなりました

 これは、なるほど!なるほど!である。

 顔見知りでもない店に入って「いらっしゃいませ」とだけ言われても、まさか「いらっしゃいました」と応じるわけにもいかない。返礼に戸惑うから、いきおい無言になってしまう。

 いらっしゃいませの後に「こんにちは」と続けてくれれば、鸚鵡返しに「こんにちは」と応じることができる。

 されば、とたえそれがその場限りのことであろうと、一往復のコミュニケーションは成り立ち、もう見知らぬ同士ではなくなる。

 そこから先、距離を保ったままとするか縮めていくかは状況次第。話の接ぎ穂を見付ければ関係は深まって行くであろう。

 bonjour は、おはようございますとか、こんにちは という意味として一般にとらえられているだろうが、「もしもし」という意味合いでも使えるということは以前に書いたとして、「ちょっとすんませんけど」というニュアンスで使える場面もある。

 街中で日常茶飯事に飛び交っているコトバだから、ちょっと可愛いおねえちゃんを見付けて、なんとかお友達になりたいなと思ったら、取り敢えず bonjour と声をかければよい。

 その生きた実例をご披露できる立場にないぼくがそう書いても説得力はないだろうが、相手に話しかけたい時、bonjour は実に便利な挨拶語なのだ。

 雄略天皇くらい偉くなると、ナンパするに当たってもそこまで気を遣う必要もなく、いきなり、「美しい籠ととヘラを持っているそこの娘、『家聞かな 名告(の)らさね』と単刀直入に言えるんだろうけど。

 

 

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