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2012年6月 8日 (金)

帰国準備・・・アパート引き払い

 ウソも隠しもなく、ホントに何も準備してなかった。

 だから、引越荷物搬出間際の数日間は、およそ戦争にも似たものだった。

 そもそも搬出日を最終決定したのが出国までもう一ヶ月くらいしか残されていない頃で、アンタそれは遅すぎるでと周囲を呆れさせた。

 単身なので、荷物そのものの量は大したことないのだが、家具付きアパートだったので、むしろ備品のケアの方に何かと時間が掛かった。

 ベッドのマットレスカバーとシーツを新調する程度なら買ってくるだけですむが、2mほどの高さのある大きなカーテンを6枚クリーニングに出すとか、床の敷物をクリーニングに出すのが面倒だった。

 その敷物の一枚は、端にほつれがあるからと、クリーニング店で拒否された。強力洗浄機の中に入れるとバラバラになる恐れがあるからだと受付のオバハンは言った。

 どうしたらよいものか知人に相談したら、専用のクリーニング剤があるという。泡状のスプレーをかけて一旦乾かし、掃除機で仕上げるもので、結構きれいになった。

 引越荷物はTという会社に頼んだ。

 日本からパリに来るとき、引越荷物はジャパンエキスプレスという会社に頼んだ。この会社の運送品質はしっかりしていた。ここはそのジャパンエキスプレスの提携先だというので安心していたのだが、日本に送られてきた荷物を開梱してみて、かなりがっかりした。

 たとえば、衣類はハンガーに掛けてあったものをそのままどさりと箱に放り込んだだけ。日本で開梱してみたら、皺だらけになっていた。もともとハンガーボックスを頼んでいたのに、その手配がなされていなかった。梱包当日は、それならそれでも良いかと、敢えてクレームをつけなかったのが失敗だった。

 なにも高価な服を持っていたわけではない。それでも、この三年半、戦友と呼ぶのは仰々しかろうが、それでも一緒に過ごしてきてくれた服たちだった。殆どは日本から持ってきたものとはいうものの、それでも多少の思い入れが無いわけではない。

 そういう部分に対する思いやりというものが微塵も感じられらない梱包品質だった。

 四半世紀前にフランスを引き払うときに引越荷物を依頼した会社の名前はうろ覚えだが、たぶんコヤナギという会社だったか。

 一人の日本人がフランス人二、三名の作業をてきぱきと指示していた。彼は要所要所で「これで良いですか」と頻繁に(煩わしいほどに)確認を求めてきた。帰国した後開梱してみると、荷物一つ一つの梱包品質はどれも申し分ないものだった。カートンに梱包されている内容物をイメージしやすいように、どの部屋のどの場所で梱包されたかがカートン上に記されていたのは、たぶんノウハウなのだろう。

 ぼくの海外引越経験は過去それ一回きりなので、その程度の品質は日系企業なら当たり前だと思っていた。

 そうではないのだと、この度思い知った。

 ちなみに、日通はハナから選択対象外だった。理由は書かない。

 Tの品質がとりわけ悪かったと言うつもりはない。でも、この程度なら、何もこの会社を選択せずとも、地場の運送業者でもっと安くできたであろう。

 貶しはしないけど、この会社、お勧めするほどでもない。

 

 

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