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2012年6月16日 (土)

人別帳

 いや、住民票のことなんだけど、そんな死語を使いたくもなる。

 長期海外滞在する場合は、一旦住民票を抜く。でないと住んでもいない場所で住民税が掛かるからだ。

 だから、海外駐在から帰ってきて真っ先にしなきゃならんことは、住民票の登録である。これがないと車の免許も取れない。

 役場へ出向いた。市役所じゃない。町役場。

 すると、戸籍謄本と附票を出せと言う。

 あのね、わし、三年八ヶ月前までこの街に住んでたんよと言っても、聞かない。

 海外旅券なら手元にある。これに本籍地は書いてあると言うと、それには県名までしかないし、海外にいる間に戸籍を動かす人がいないわけではないからダメだという。

 おまえら、一体何がしたいわけ?

 そもそも戸籍なんて制度を持ってる国、世界中にどんだけあるの?ガイジンは戸籍謄本なしでもいいけど、日本人はダメだと?

 ただ引き下がるのも癪なのでちーとばかり押し問答したけど、すぐに諦めた。

 「そういうキマリです」

 何事にも優先する役所言葉。

 ぼくの戸籍はちと遠方にあるので、取り寄せるのに四日ほど無駄にした。この間、なにもできず。

 で、まあ嗤ってしまうのが、住民票登録申請用紙というのがあって、ここに住所氏名だけでなく、生年月日まで書かされること。

 このペーパーだけじゃない。その後何かしら「申請」をするときは、「住所氏名生年月日」ワンセット記載がついて回る。

 氏名はともかく、その余は何のために必要なのか、さっぱり分からん。

 個人情報なんたらかんたらと世間ではうるさくなっているはずなのに、自分で個人情報を垂れ流しにしてるみたいなもんじゃないか。

 無事住民票登録が済み、印鑑証明を取ろうとしたら、一旦住民票を抜いているので、再登録が必要だという。

 わし、以前に同じ場所に住んでたんだが。

 そういうキマリですから。

 もう一切抗わなかった。ハイハイ、どの紙に何を書いたら宜しいかと、ぼくは子羊のように従順に従った。僅か数日の間に成長した自分を褒めてあげたい気分であった。

 

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