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2012年7月26日 (木)

薄気味悪い話

 国民総背番号制という目論見がまだ死んでいなかったとは知らなかった。

 税金取りはぐれないようにだとか、年金記録を完全にするためとかお題目が並んでるが、誰が責任持って管理するの?

 つい先日監視カメラのことに触れ、その中で、まさか興信所に記録写真が渡ることもなかろうがと書いたら、つい先日、派出所の警官が警察記録データの一部を興信所に横流ししていたという事件が発覚した。

 そういう国なのである。

 車の持ち主情報くらいなら大したことなかろうとその警官は考えたに違いない。そう目くじらを立てるほどのこともなかろうと大抵の人は考えるだろうが、それはアカンのである。

 それが機密ファイルから得られた情報であるのなら、「誰それは朝昼晩と必ず三食食べる」みたいなたわいないことであっても、絶対に漏洩してはならんのである。

 そういう覚悟が、日本人には希薄である。

 コンピュータ事情に疎い役人なんぞに国民総背番号の管理を任せるのであれば、情報漏洩者は、いかなる事情があろうとも有無を言わせず、最低で執行猶予なしの禁固三年、最大無期懲役とか、そういう縛りが必要なんとちゃうやろか。

 でもって、そんな番号ができたが最後、もう街の中あちこちで、直接関係もないのに「背番号」を要求される場面が増えてくる。絶対そうなる。

 口実は「本人確認」。

 背番号を振ったらICカードを配るという。本人確認に背番号を要求されるのであれば、ICカードも常に持ち歩かねばならない。つまり、常時実印を携帯しろと要求するのと同じなのではないかい?

 カードを紛失することもあるだろう、鞄ごと盗まれることもあろう。その後、どうやってリカバリーしたらいいの?その時の「本人確認」は?

 議員さんというのはワシらの代表の筈だけど、そういうことが着々と進んでまっせという話とか説明を議員さんから聞いた人、いる?

 まさかとは思うけど、facebookみたいなSNSやgoogleでも、背番号を要求するようになるかもしれんぞー。

 そのgoogleサン、何故に文章解析の自動化を懸命に推進してるんだろう。

 googleの手元には、ありとあらゆるweb上の情報が、Gmailの内容を含め収集されているのは周知の通り。こんなチンケなblogも(多分)一字残さず収集されている。

 集めたは良いが、さすがに全部に目を通すわけにもいくまい。

 これを宣伝以外の何かに使いたいとしたら、あなたならどうする?

 そう、「鏡よ鏡よ鏡さん」と呪文を唱えるのだ。

 「googleを敵視するような文章を書いている不届き者はだーれ?」と訊ねると、たちどころにリストアップしてくれるような仕組みがあれば、便利だと思わん?

 スマホでgoogle map使っててGPSオンにしてた日にゃ、そのスマホの移動履歴が全て記録されてしまうってのはご承知の通り。

 googleが全てのIDの名寄せ一元管理を宣言したことは以前に書いた。

 ここに、警察の持ってるデータと「国民背番号」がドッキングしたら、どうなるんじゃろ。

 そんなことあるわけないじゃんって?

 googleの検索エンジンの優秀さを疑う者はいない。

 自分のハードディスクを検索するためにgoogle desktopをインストールした人、少なくないんじゃないか。

 膨大な資料を検索するために、アホな官僚がgoogleのツールを利用しないとも限らんぞ。

 検索のためには内容全てがスキャンされねばならない。その先は冗長になるから書きますまい。

 もう一つ、アメリカという国には、愛国法という法律ができた。

 愛国法という名称を聞けば、それはあって当然だろうと思うだろうが、正しくは

 テロリズムの阻止と回避のために必要な適切な手段を提供することによりアメリカを統合し強化する2001年の法
 (Uniting and Strengthening America by Providing Appropriate Tools Required to Intercept and Obstruct Terrorism Act of 2001)

 この法律の制定により、「テロ対策である」と言えば、米国政府は何をしても良いことになった。

 遠山の金さんが葵の御紋を振りかざすよりも百倍以上強い、まるで広島長崎の原爆のような光線であたりを睥睨させる。侵略戦争も正当化される。

 ぼくは満州事変から太平洋戦争に至るまでの日本の動きを、当時の諸国慣例と国際法に照らすならば、全く問題ないと考えている。

 しかし、2003年の米国によるイラク侵略戦争に日本が荷担したのは、大きな恥なんてものではなく、間違いなく憲法違反である。

 キャンキャン騒ぎ立てる近隣国には揉み手の及び腰で対応するくせに、大量に殺戮された無辜のイラク国民を一顧だにしない官僚と議員とマスコミ。

 そんな国で国民に背番号を振ったら、さてどういう未来が待っているのか。

 ああ、そういや、コンピュータ・ウィルスによる情報流出なんてのが頻繁に起こってる。つい先頃も、財務省のPCがくトロイの木馬系に感染してて、二年近く「気付かなかった」んだって。

 

 

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