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2012年7月 6日 (金)

とっくに夏至は過ぎていたんだ

 一昨日、久し振りにかっと照りつける朝日の下を歩きながら、そうか、もう夏至は過ぎてしまったんだと、ちょっと感慨に耽った。

 何度も繰り返し書いたように、パリの人々が、そして多分南部地域以外の欧州全域の人々がクリスマスを待ち焦がれているのは、その日を境に日が長くなるからなのである。

 本人が意識してようといまいと、神の生誕の日と定められたのはそれが故なのである。そこで何故アマテラス信仰に走らなかったのかなんて、知る由もない。

 太陽は日本では女性神、西洋では男性神。何故だろうね。

 XY染色体理論から言うと、どうもオトコというのはオンナの出来損ないらしい。アダムとイヴのお話は、ほんとうはオトコが威張りたかったために捏造された物語だったのかいな?

 それはともかく、夏至というのは、太陽の恵みのピーク。この頃になると、 Fête de la musique と呼ばれる音楽の祭典がフランス全土で開かれる。

 「長い夜」の反対表現はどう言えば良いのか今思いつかないが、太陽光が最も長い間残っているその時期にこういうお祭りをするのは、西に沈む夕日を扇で招き返したと言われる平清盛に倣ったんだろうか。

 パリに住んでた頃は Fête de la musique のアナウンスが出ると、「そうか、これから日が短くなっていくんだな」と、ほんの少しだけ、沈んだ気持ちになったものだ。

 陽光はシミの元になるからと、日傘や長い手袋でそれを避けるご日本の婦人たちには、この気持ちは理解しにくかろう。

 と偉そうに書いてるが、日本に戻って僅か一ヶ月、パリの知り合いに「Fête de la musique だね」と書き送りながら、もう既にそんな心持ちは忘却の彼方。露程も思い出さなかったわしって・・・

 そして、もうあと一週間で7月14日。

 昨年はショボサかった軍事パレード。
 今年はどんな風に航空機が戦闘車両が通り過ぎていくのであろうかと一瞬ワクワクし、ふと我に返った。

 そうか、もう今年はあれを直に見ることはできないんだと、寂寥感をそっと脇に押しやる。

 

 

 

 

 

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