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2012年8月31日 (金)

トイレの進化

 扉を開けて入ると、パカッといきなり便座の蓋が持ち上がった。

 ぎょっとした。

 そういうものが世の中に存在するという知識だけは持っていたのだが。

 腰掛けるや否や、水がじょろじょろと流れた。このままずっと流れ続けるんだろうかと心配したら、程なく停まった。タンクの中の冷たい水を捨てていたらしい。

 用が済んで腰をほんの少し浮かしただけで、またもや間髪を入れず、今度は本格的に水が流れた。至れり尽くせりの全自動である。

 そんな立派な仕掛けに慣れきってしまったら、旅先ではどうするんだろう。

 その昔パリで、タクシーを降りて歩き出した日本人に向かって運ちゃんが大声で怒鳴ってた光景を思い出した。

 「おーい、ちゃんと扉を閉めろよ!」

 フランスのタクシーの扉は今でも手動開閉である。

 あの旅行客たちも悪気があって扉を閉めずに立ち去ろうとしたわけではなく、客が扉を閉める必要はないという、単に自分たちの常識のままに立ち去ろうとしただけなんだろうけど。

 こんな立派なトイレに馴染んでしまったセレブな方たちの後にだけは、「個室」に入りたくないものである。

 

 

 

 

 

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