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2012年9月19日 (水)

暴動 その2

 フランス人とは、食べて喋ってセックスする、この三点に集約されると言われるが、そんな連中ばかりでもない。なかなか剛胆な奴もいるのだ。

 週刊新聞の表紙に仰天するような戯画が掲載された。

 タイトルが「アンタッチャブル」。これだけで充分笑える。

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 車椅子に乗っているのは「預言者・マホメット」、それを押しているのはユダヤ教のラビ。

 吹き出しの台詞は、「嗤うんじゃない」。

 方や、自民族への一切の批判を弾圧しており、そして方や、聖典や預言者のちょっと捻った表現は一切許さないとして暗殺死刑の指示が出たり暴動を起こす、しかも不俱戴天であるはずのそんなお二方のツーショット。嗤わずに居れようか。

 しかし、時あたかもイスラム圏を中心として米国への抗議暴動が続いている中である。

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 こういう情勢のまっただ中でこんなもん出してええんか?との問いに、「刑務所くらいには行かないかんかもしれんけどね」と堂々と答えていた編集者。日本では全く見られなくなってしまったジャーナリズム魂が根底にある。

 フランス国内のイスラム教徒の人口が全国民の二割に達しているとは、以前に書いた。

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 総人口6500万人に対する350万。無視できる数ではない。だからマスコミ報道も頭からイスラム教徒を非難したりはしないが、さりげなくこんな数字も報道の中に滑り込ませたりもする。

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 「90年代初頭、フランス国内で数十人だったイスラム原理主義者は、今では一万二千人ほどに」

 つい先日、リビアの町ベンガジで米国領事館が襲撃され、大使だか公使だかが殺された。いくらなんでも、そこまではやり過ぎだろうと、何も知りもしないぼくが言うのは僭越至極。

 一説によれば、平和裏に行進していたデモ隊に領事館から発砲があったとも言う。

 そうかもしれないし違うかもしれない。

 それよりも、汎アラブ主義を標榜し続けるカダフィが邪魔で、内乱工作を起こした上で軍事介入してこれを殺害したアメリカを憎んでいるという感情が根底にあったのではないかとぼくは思っている。

 カダフィって、日本のマスコミが報道してたほど悪い奴ではなかったのかもしれない。

 ふと、昔々お気に入りだった「かわいそう小唄」を思い出してしまった。

 直リンしてるので、おひまな方はクリックでどうぞ。

 

 

 

 

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