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2012年9月30日 (日)

フランス 失業者300万人突破 その3

 求職者数が300万人を超えたのは、経済活動が最も低下する八月の月刊統計であり、この数字が九月以降も継続するとは限らない。が、大幅に好転する見込みは薄い。

 若年層は比較的お気楽だが、高齢者となると状況は厳しく、長期失業が増えている。季節労働である葡萄の収穫に高齢者が雇われる場面も増えているとか。

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 雇い主の方はたっぷり収穫できてご満悦。

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 日本では社命に従い転勤するのは当たり前、単身赴任も辞さずというのは常識だが、フランス人は概して転勤を嫌う(自分の意志で引っ越すのは抵抗ないらしいが)。
 ましてや、単身赴任なんてとんでもない、それなら他の職を探すというのが一般的だったのだが、このご時世ではそうも言ってられなくなったようだ。

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 週末に帰ってきた夫を駅に出迎える妻。

 この映像を見た瞬間にどういう感想を持つかで、そのニッポンのおとーさんの家庭内での立場が推察できよう。

 ニュースで流すくらいだから、単身赴任は今でもフランスではそれほど一般的ではないのだろう。

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 この家庭は田舎にあり、広い庭を持っている。亭主が留守の間アタシはガレージの掃除をしたりなんだかんだで忙しいのよ、とヨメは語っていた。
 三食昼寝付きというわけではなさそうだ。

 単身赴任は敬遠されると書いたが、広いテリトリーを受け持っているセールスマンは各地を転々と泊まり歩き、家を一週間空けるというのも珍しくはない。

 その結果カミさんが他の男と懇ろになってしまったという例は幾らでもあると、その昔聞かされたことがある。

 ついこないだまでぼくが在籍していたフランスの会社にも実は単身赴任者がいた。彼はマルセイユ郊外に家を建て、そこで暮らすためにパリ郊外にある今の会社を辞めることになっていた。有能な人間だったので無理に引き留め引き延ばしを計ったが、結局彼は退職してしまった。

 彼の退職の少し前に全従業員を配偶者と共に招いたイベントがあり、その時初めて彼の奥さんにお目に掛かった。

 後刻、彼の退職を同様に惜しんでいた古参の営業マンがぼくの耳元で囁いた。奥さん見たか?なるほど、あのカミさんを一人で放っておくのは、そらぁヤツも心配なことだろうよ、決心が固いのも無理ないな、と。

 

 

 

 

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