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2012年9月28日 (金)

フランス 失業者300万人突破

 先日統計が発表された日には当然マスコミも騒いだが、なに、ここ数年間失業率が上がるたびに騒いできているので、今更改めて深刻感があるわけでも無かろう。

 その日、その300万人という数字にきまって引かれたのが、「1999年以来」という言葉。

 まさか、欧州経済通貨統合が元凶だと言うわけでも無かろうが。

 1999年とはアンゴルモアの大王がご来臨を思い留まってくれた年でもあったが、それはさておき。

 長年に渡って各種工場は、自動車を初め、国外に拠点をどんどん移していった。ついこないだもプジョーがフランス国内工場の一つを閉鎖するということで騒ぎになり、アルセローム・ミタルもフランス国内の製鉄所を一つ二つ閉鎖すると、また新たな騒ぎになっている。

 自動車産業はフランスでも雇用の主要な位置を占めているが、その行く末があまり思わしくない。

 排ガス規制をテコに一時期車の売り上げが伸びたのは日本と同じだが、その優遇措置が切れた途端、車販売は再び低迷を始めた。

 不振の自動車産業の中にあってフランス市場で躍進を続けているのが韓国メーカーの起亜と現代。その鍵は何と言っても価格の安さ。

 製造コストがこれだけ違うとFR2で紹介しているが・・・

Photo_2

 フランスの「35ユーロ/時」が何を現しているのが、スマン、よく分からん。35x8x20=5600。自動車工の月給が五千ユーロはあり得ない。ヴァカンス分の一割差し引いても計算が合わない。

 カルロス・ゴーンといったトンデモ高給取りの面々の取り分も全部ひっくるめて人件費総額とし、それを総労働時間で割った数字なのだろうか。

 いずれにせよ、コスト競争で負けているということは間違いないだろう。

 失業率の増大を受け、某大臣は「フランス車を買おう」と呼びかけたが、この大臣はご存じないらしい、「純粋フランス国産車=フランス国内調達率50%以上」の認定第一号が、なんとトヨタのヤリス(ヴィッツ)であり、第二号以下が未だに出てこないことを。

 即ち、フランス車の部品の半分以上はフランス国外から調達されているということになり、これでは裾野産業が育つわけもない。

 組み立て工場がスペインやポーランド他、賃金の安い国に逃げていっているのは周知の事実。

 フランス車が負けているのは韓国メーカーに対してだけかというと、更に辛い数字がある。

Photo_3

 同じ12000ユーロで売られているPeugeot208とVolkswagen Polo、販売台数は…

Photo

 ドイツ車と比べても、やっぱりダメじゃん。

 長くなってしまったので、以下、次号に続く(多分)。

 

 

 

 

 

 

 

 

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