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2012年10月13日 (土)

不景気

 何が目的なのか、ドイツのメルケル首相がギリシャを訪問した。

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 アテネ市民が歓迎するはずがない。

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 ワシらに耐乏生活を強いいるお前は人非人じゃあ!との怨嗟の渦をどうとらえるかは、視角と時間軸の置き方にもよる。一寸の虫にも五分の魂があり、盗人にも三分の理があると古来から言い習わしている日本人の何と偉いことか。

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 一時期に比べればギリシャ経済の落ち込み度合いは鈍化しているとはいうものの、下降が鈍化しただけで浮上しているわけではない。下のグラフによる表現は、幾分錯覚を狙ったものと勘繰れなくもない。

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 ギリシャは借金を返せるかという問いかけに、この解説者はアカンやろなと一刀両断。

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 フランスでも不景気な話は相変わらず。プジョーの工場の一つが閉鎖されて三千人の失業が大きく取り沙汰されているが、その陰で下請工場も同様に打撃を受けている。

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 受注が殆ど無くなり閑散としている部品工場。

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 これら連鎖を含めると、オールネ・ス・ボワ工場一つの閉鎖で、一体どれだけの人間が職を失うのだろうか。

 トムソンの流れをくむテクニコロールTechnicolor SA という会社は、倒産から遂に立ち直れなかった。怒りと悲しみで、社員は社長室の備品を炎にくべた。

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 長年勤めてきた会社なのにと涙ながらに声を涸らして訴えるおばちゃん。

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 これまで工場閉鎖糖失業関連のニュースではいつも、「断固戦う」という勇ましいヤツとか「これからどうしていいか分からんが、何とかやっていくしかないよ」といった気丈な人たちばかりしか見てこなかった。このように取り乱した映像は初めてだった。

 この女性は23年勤務で、家を買って一年も経たない。組合のリーダーとしてやってきたが、会社の建て直しが容易でないことは十分承知していた。

 テレビ、ビデオをフランス国内で生産する最後の工場が、350人の社員と共に消える。そして、その関連部品工場にも余波は押し寄せる。

 財政均衡の公約の元に緊縮財政に走るオランド政権、経済が縮小する中で増税を嫌って外国に続々と逃避していく富裕層。

 もって他山の石とすべし、とえらそーに言いたいのだが、何の備えもできていない我と我が身なのである。

 

 

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