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2012年10月21日 (日)

フランスに台風はあるか?

 たまーにそう聞かれることがあり、「あるよ」と答えるぼくは半分嘘つき。

 そもそもぼくらがイメージする台風というのは、強い風と雨がオシドリ夫婦の如く束になって襲いかかってくるものである。

 これに対応する気象現象はtempête(嵐)であろうが、ぼくの個人的なtempêteのイメージはどちらかというと暴風の方に比重が大きい。ひどいtempêteは、片っ端から木をなぎ倒していく。

 先週ブルターニュ地方に到来した嵐。

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 10日ほど前にはマルセイユ地域にミニ竜巻が発生したと話題になっていた。

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 ミニというても、こんなことになってしまっている。

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 竜巻が来たと騒いでいるくせに、フランスでは年間50ほど竜巻が発生しているらしい。それは知らんかった。

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 台風というと、国土を横切りながら馬手に豪雨、弓手に暴風の両輪で複数の地域に大きなダメージを与えるという印象があるが、お揃いというのはフランスでは希だ。

 台風と呼ばれる現象は熱帯性低気圧が渦を巻いて成長していきながら、海水の蒸気を一杯に孕んでそれを降らせる現象であり、ぼくが目にした範囲では、渦を巻いている低気圧というのを気象情報で見た覚えがない(昨夜の晩飯を覚えていないぼくが「覚えがない」と言うだけです、あり得ないとは言いません)。

 フランスにやってくる強い雨も風も、渦巻きではなく気圧の谷の移動によりもたらされるのである。

 ところで、日本語での嵐と台風、何が違うのかと言えば、気象用語では嵐は俗称でしかないらしい。

 ところが、日本語では正式気象用語の台風も、英語typhoonでは「local name in the western North Pacific region for a large tropical cyclone (Britannnica on line)」だそうな。

 台風(颱風)とtyponn、どちらが先に生まれた言葉なのだろうか。 

 中国にはもともと大風という言葉があったとか、(中国から見て)台湾特有の気象現象だったので台湾風=台風になったとか諸説がある。

 知ったからといってどっちゅうことはないが、それでも気になるなあ。

 

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