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2013年2月 3日 (日)

梅 その2

 梅に心を動かされるようになったのはそう昔のことではない。
 たかだか六、七年前からのことだ。

 直接的なきっかけは特に無かったように思う。

 梅は一月下旬から二月にかけての花だと思い込んでいた。

 一月の下旬に「そろそろ梅は見頃だろうか」と言ったら、「お前なー、梅は三月だぜ」と会社の同僚から散々ばかにされてしまった。

 三月は桃じゃなかったっけと首を捻ったら、桃はもっと後だと言われた。

 一ヶ月ほどずれて覚え込んでいたのだろうか。或いは、幼い頃に見た寒梅の記憶がどこかにこびりついていたのか。

 桃の節句、雛祭り。
 母方の本家筋の家で、大きな雛壇と共に桃の花が飾ってあったのを覚えているが、あれは太陽暦ではなく陰暦3月3日のことだったのだろうか。

 梅と言えば真っ先に想い起こすのは大阪城公園の梅林。

 通っていた高校は大阪城のすぐ近くだったが、梅林ができたのはぼくの卒業時期と相前後していたらしい。それほど古い由緒を持つものではないけど、立派な梅林である。散策して回るには格好の場所だ。

 残念なことに、その当時(そして今も)気軽に大阪城公園へ出向ける土地に住んではいないので、居住地の近場で梅林公園を探したが、これという場所は見つかっていない。

 そう言えばわが家からそれほど遠くない寺の庭にも梅の木があったと出かけてみたら、木の数は少ないものの他に人はおらず、存外のんびりと梅の花を眺めることができた。

 今年もまた行ってみるつもりだが、年々鼻が衰え、梅の香りを感じにくくなってきてしまっているのが実に口惜しい。目が衰え歯が衰え、そして鼻も、か…

 耳が遠いのは若い頃からで、これでもう首から上は全滅だな。

 それでも、老眼ではあるが梅の可憐な花を愛でるには充分な視力が残っているのがせめてもの救いと、我が身を慰める。

月ヶ瀬の梅林って、どんなもんだろうか。ずっと気に掛かっていながら未だに訪れていない場所である。

 

 

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