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2013年2月23日 (土)

下町ロケット 池井戸潤 著 小学館

 知人の薦めで一旦開いては見たが、十頁ほど読んだところで長らく放置していた。

 ある日、ふと通勤読書用にと外に持ち出した。

 その日帰宅するや、いつもは就寝までかじりついているPCをシャットダウンして再び本を開き、そのまま最後まで読み終えることになってしまった。

 本を閉じたのは午前三時前。翌日(当日?)は当然寝不足出勤と相成った。

 主人公の佃航平は宇宙開発科学機構のエンジン研究者。ロケット打ち上げ失敗の責任を負って職を辞し、心ならずも父親の町工場、佃製作所を引き継ぐ。

 その工場の技術力には定評があり経営はそこそこ安定していたのだが、突如、主力取引先から取引停止を一方的に通告される。

 このままでは資金繰りが行き詰まると東奔西走しているところへ、ライバルである一部上場企業のナカジマ工業が、悪巧みによる特許侵害訴訟を仕掛けてきた。

 「世間的に信用のある」一部上場企業に提訴されたとの話を聞きつけ、他の顧客までが徐々に離れ始め、一介の町工場、佃工業は最早風前の灯となるが…

 正統リアリズムを求める向きには食い足りぬところもあろうが、細かいことは言いっこ無しとばかりに筋立てだけでぐいぐいと読者を引っ張っていく力技は、シドニー・シェルダン風。

 実用書ばかりに凝り固まらず、こういうのもたまには悪くない。

 久し振りに森見登美彦でも読んでみるか。


 

 

 

 

 

 

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