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2013年2月20日 (水)

一円硬貨

 昨年の夏だった。地下鉄の自動券売機の前に立ち、五円玉が幾つかあったので処分がてら投入したら、悉く無視されてしまった。

 注意書きに、一円と五円玉は使えんよ、とあった。

 日本の通貨の単位は「円」ではないか。その基本単位である一円が継子のように扱われるという禍々しき事態を、我ら日本人は許しておいてええのんやろか?

 「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」第二条に、

通貨の額面価格の単位は円とし、その額面価格は一円の整数倍とする。

 とある。

 基礎基本を疎かにすると後で伸び悩むぞという教えは、体育会系や習い事だけでなく全ての根幹であるが、大蔵省にはそーゆー精神がなかったのであろうか。

 「その法律」の中でぼくがちょっと混乱したのは、

 (貨幣の種類)
第五条  貨幣の種類は、五百円、百円、五十円、十円、五円及び一円の六種類とする。

 は?

 ぼくが「硬貨」と呼び習わしていた通貨は、法律上「貨幣」が正しいのか。

 しかし「幣」という字には、ひらひらしたものというイメージがあるのだが。

 自販機や自動券売機がれっきとした通貨を拒否する暴挙を看過したとして、それならレジや窓口であればなんぼでも受け付けてくれるのだろうか。

 ここで更に眼を開かれたのが第七条。

貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する。

 知りませなんだ。

 大分昔のことだが、嫌がらせのためにスーパーだったかのレジで、カネ払う時に大量の硬貨…あ、貨幣でしたね、をぶちまけたヤツが居て、レジ係は苦労してそれを数えたというニュースがあった。

 レジ係がこの法律を知っていたならば、二十枚を超えた同一額面の硬貨、じゃなくて、貨幣を指さし、ここから先は「法貨」ではございません、と嫌がらせをしたその相手を面罵できた筈であった。

 そりゃあ一円玉を千個持ち出されたら数える方も手間が掛かるからそういう定めも必要だわなとのご意見もあろうが、コインはダメで、一万円札なら千枚でも二千枚でもOKというのは、ちょっと不公平な気がする。

 それだけの量のお札を手にしたことがないからだろうと揶揄されれば、ご指摘ごもっともとすごすご引き下がります。

 2011年に引き続き2012年も、一円玉は製造されなかったそうだ。

 これからハイパーインフレになるんだから、もうこれ以上いらんよねとの、当局の意思の現れなのであろうか。

 
 
 
 
 
 

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