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2013年3月25日 (月)

アフリカの爆弾 その2

 少し前のニュースだが、カジノへの押し入り強盗。
 しばし防犯カメラによる連続写真をば。

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 金属探知機のある入場ゲート係員、いち早く逃げ出す。

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 その直後、怒濤のように押し入る賊。

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 立派な絨毯敷きを走り抜け

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 キャッシャーのガラスが足で蹴破れる程度の強度とは、そちらの方がぼくには驚きだった。

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 制止する者もいない。現金を素早く鞄に詰め込み、長居は無用。

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 この間、僅か三分足らずだったという。いや~エライもんですな。

 賊が押し入ってきた時カジノで遊んでた連中は、自分がターゲットではないと分かってるからパニックにはなっていない。

 これほど簡単に押し入り強盗ができるのも、カラシニコフがフランス全土に蔓延しているからである。

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 流通しているその数、1000万丁。
 ちなみに、フランスの人口は6200万人。

 アメリカ合衆国とは違い、フランスでは銃の所持は原則違法である。にも拘わらず、どこからどうやってこれだけの銃が流れ込んでくるのだろう。

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 それは主にベルグラードからだという。

 あのバルカン地域の混乱紛争に乗じて、死の商人はボロ儲けした。

 何度も書いているように、「後進地域」での戦争は、決して自発的なものではない。くどくなるからもうこれ以上書かないけど。

 で、内戦終結後、武器は一般人民から召し上げられたことになっている。

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 ところがどっこい、皆が皆手持ちの武器をお上に差し出したわけではない。

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 冷蔵庫や食洗機等々の中に隠し持っている。売ればカネになるのだから。

 国境を越えて持ち出そうとする努力工夫には、それはもう頭が下がるほどだ。

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 車を一旦解体し、あらゆる場所に銃を隠す。

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 そうやってフランスへ持ち込まれるルートは、大別してこのようなものだそうな。

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 勿論銃器密輸の摘発は厳しく行われていることになってはいるが、ザルですな。

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 長距離バスの旅人として荷物の中に放り込んでしまえば、実質無チェックでどこにでも運び出せる。

 末端需要者を個人で探り当てるのはそれほど簡単なことではないのだが、蛇の道は蛇、そこにはちゃーんとシンジケートが存在している。

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 単純図式化すれば、持ち主が五万円で運び屋に売り、運び屋は卸屋に、卸屋は売人にと、それぞれのポイントで銃一丁につき五万円ほど抜かれ、最後は一丁二十万円で売られる。

 つまり、ポイントを通過する毎に五万円の「付加価値」が生まれるわけだが、その付加価値は当然、政府発表のGNPに算入されてはない。

 そーゆー経済学的側面はともかく…

 筒井康隆が「アフリカの爆弾」で嗤ったのは、果たして「無知な土人」であったのだろうか。

 
 
 

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