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2013年4月 8日 (月)

Lourdes ルルド その3

 土産物屋やホテルが雑然と並んでいる区画を過ぎて川へ至り、橋を渡りきると教会敷地に到着する。

 長い広場のそこここに置かれた木製のベンチに腰掛けて一服。前日の雨の名残があちこちに残っていた。

 不自由な足をかばいながらここを訪れた人が帰る時には不要になってしまった松葉杖が沢山置かれていると、遠い昔にどこかで読んだ記憶がある。が、松葉杖の山は目に入らなかった。 

 案内所へ入ってみたら、当日の言語別ミサの予定表がどかんと張り出してあった。韓国語のミサもある。恐るべしコリアン・パワー。   

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 教会へ。   

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 ここはファティマ、ローマ、チェンストホヴァ、グアダルーペと並び、世界で最も多数の信者が訪れる巡礼地の一つなのだとか。 

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 外見同様、中もケバい。
 が、奈良の大仏さんだって建立時は同じようなものだったんだろう。金閣寺然り。   
   
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 一巡りして教会の外に出、横手へ回って聖母マリアが出現したと言われる岩穴へ。 

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 教会はこの岩の上に建てられている。
   
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 聖母像の足下の岩穴にあるのが本来の「泉」なのだが、今では直接そこに触れることはできない。水の湧出量も多くはない。

 その代わりに、すぐ近くにずらりと蛇口が並んでいる場所があった。この方が行列もできず合理的…ではあろうが…   

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 この蛇口の群れのすぐそばにはキオスクみたいなスタンドがあって、記念メダルなどの土産物と並んで大・中・小のポリタンクが売られている。

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 夜になると、蝋燭の灯りを灯した多くの信者や病人がこの広場をぐるりと、ゆっくりゆっくり行進する。
 プラカードを掲げている人たちは、何かの団体や地域の代表としてやって来たのだろう。

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 広場を一巡りした人々は、順に教会前の広場に整列する。
 「はい、こちらへ」と、係員が忙しく指示を出していた。
 最前列は車椅子の人々。

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 上の写真は結構圧巻だと思うのだけど、ど真ん中にどこかのおっちゃんのアタマが入ってしもうた…

 この泉が知られて以来、二千以上の「奇跡」が報告されているが、教会が奇跡として認めたものは六十幾つかではなかったかな。認定基準はかなり厳しいらしい。

 それを、「なんだ、たったそれだけなのか」と鼻白むか、「おぉ!やっぱり奇跡っちゅうもんはあるんだ!」と感嘆するかは、人それぞれの受け取りよう。

 わし? 

 奇跡ってのは、間違いなくあると思うよ。

 キリスト教だけじゃない。日本にだってそんな話はたくさん伝えられている。 

 けど、奇跡は誰にでもホイホイ訪れるかというと、そういうもんでもなかろう。

 奇跡は、それをホンキで信じるものにしか来臨しないものだと思う。

 但し、カネが絡む「奇跡」ってのは絶対にあり得ない(と思う)。

 ちなみに、ぼくが宗教・宗派の正邪を判断する唯一の手掛かりが、「ゼニの要求」の有無、この一点。

 ぼくにとっては、ルルドより四国の歩き遍路の方が身近に感じられるのだけれど、未だに足を踏み出していない。

 生きている内に是非、と願っているのだが。

 

 

 

 

 

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