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2013年5月12日 (日)

中野京子の本

 「怖い絵 泣く女編」という本を手にしたことをひと月ほど前に書いた。

 ホントは怖い童謡とか童話とかいった手垢のついたパターンの類であろうとは思いつつ目次に目を通したら、ブリューゲルの「ベツレヘムの嬰児虐殺」というのが七話目に載っていた。

 ブリューゲルというのはぼくにはよく分からない (正直、殆どどの絵もよく分かんないんだけど)。その部分を拾い読みしてみたらへぇと感心してしまったので、通して読んでみることにした次第である。

 単なる絵画の解説書ではない。むしろ逆で、絵を借りて作者が歴史を語っている。

 筆致がアップテンポで小気味良い。映画のコマ割のような転換の速さ(フランス映画を除く)なのだ。

 すっかり気に入ってしまい、「怖い絵 死と乙女編」、「名画の謎 旧約・新約聖書編」、「名画の謎 ギリシャ神話編」、「名画で読み解く ハプスブルグ家12の物語」、「残酷な王と悲しみの王妃」と、一気呵成に読んでしまった。

 そのおもしろさを伝える力はぼくにはないと諦めてたら、なんと!話が17本、ドド~ンとwebに公開されているではないか!サイトの主は集英社。モグリじゃない。

 題して、「はじめてのルーブル」
 この夏出版予定だとか。

 URLは http://renzaburo.jp/

 トップページで「中野京子」を探して下され。
 もっとも、いつまで公開されているかは保証の限りではない。
 少なくとも本が出版されたら消されるだろうな。

 なんでこんなタイトルにしたんだろうとちょっと首を捻ってしまうが、大したことではない。

 あと四年早くこれを見ることができていたなら、きっとぼくはもう一度ルーブルに行く気になったであろう。
 四半世紀前、それだけを見たさに二度もルーブルに足を運んだ、アングルの「泉」について書かれてないのが残念だけど、大した絵でもないし、逸話もございませんということなんだろうね。

 

 

 

 

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