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2013年5月 4日 (土)

悪魔とルシフェル/ルシファー

  昨日不用意に、キリスト教に於ける「悪魔」という言葉を使った。

 一応、「(イエス・キリスト本人の教えは別として)」と付言してはおいたのだが、「悪魔は殺してもええねんで」とイエスは言ったのだろうか?或いは、旧約聖書にそう書かれているのだろうか?

 キリスト教に関しては何しろ幼稚園(カトリック系)時代の記憶と知識しかない。
 そーいやー、悪魔=サタン=ルシフェル/ルシファーなの?

 と、また考えんでもええことを考え始め、幸か不幸か休日であったために、またまたweb渉猟と相成ってしまった。

 数ヶ月前にウチのバカ猫が、障子だけでは飽きたらず網戸までバリバリに破いてしまったので、このGW中に張り替えようと思っていたのが… 次の月曜は出勤なんで、もう明日しか残っとらんのよね 涙)

 よしなしごとはさておき、

 悪魔=ルシフェル/ルシファーとの定義も、悪魔は殲滅すべしとの記述も、どうやら新旧両聖書にはないようだ。

 だとすれば、欧州どこの国に行っても見られる、大天使ミカエルがサタンを踏みつけている図柄や彫刻は、教会の坊主どもが勝手に捏造したものなのか。

 否、勝手に、と言うよりむしろ、「隣のあの国、ワタシらに従うてまへんでぇ。あれは悪魔の国や。滅ぼしなはれ」と、教団拡大=我が身安定のために、むしろ王侯をそそのかしたのではあるまいか。

 十字軍の歴史を見るがいい。

 「聖地奪回」の聖戦を標榜しながら、実態は初回から略奪、虐殺、強姦の遠征だったことは西欧歴史家が均しく認めている。「南京虐殺」とは比べようもなく間違いのない事実なのだ。

 誤解の無いよう念のために付け加えておくけど、ぼくはキリスト教そのものを誹謗しているのではない。それを手段として上手に用いている連中がいるんじゃないかなーと考えてるだけ。

 アドルフ・ヒトラーは高らかにこう言い放った。(わし、ドイツ語分からんから、英語訳で)

“Make the lie big, make it simple, keep saying it, and eventually they will believe it”

 米英政府(←国民ではない。ここもお間違えの無いよう)は、この教えをとても忠実に守っている。

 で、いろいろ渡り歩いた結果、ルシフェルに関しては下記blogがなんとのう気に入ったので、そのままパクってここに保存しておこう。

 出所は http://www.mars.dti.ne.jp/~fenot/jesus/lucifer.html


ルシファーと言う悪魔の謎


はじめに

キリスト教団には「明けの明星(ルシファー)」と言う「悪魔」が存在する。

最初にルシファーと言う名前を聞いて、それが「明けの明星」のラテン語だと知った時は「イエスはこの世の光」を想起し希望の光を示す気高い天使の名前ではないかと思った。

実際、ヨハネ黙示録も、その様な意味でイエスの事を「明けの明星」と言ってるし、ペテロ書間もまもなく夜が明ける(世界が明るくなる)兆しとして捉えているので、到底「悪魔」ではないのだが、どこからこの様な不可解な解釈が存在する様になったのだろう?

全てはオリゲネスの誤解によるのだろう

イザヤ書14/12~15

ああ、「お前」は天から落ちた、(自らを)「明けの明星」、「曙の子」 

(と呼んだバビロンの王)よ。

お前は地に投げ落とされた、もろもろの国を倒した者よ。

かつて、お前は心に思った。

 「わたしは天に上り、王座を神の星よりも高く据え、

  神々の集う北の果ての山に座し、

  雲の頂に登って、いと高き者のようになろう」と。

しかし、お前は陰府に落とされた、墓穴の底に。 

この「お前」はと言うのは、バビロンの王の事なんですがね。

イザヤ書の14/4に

あなた(第2イザヤ)は、バビロンの王に対して、この嘲りの歌を詠う。

とありますので、多分バビロン王朝がペルシャのキュロス軍に滅ぼされた直後の光景を描いているのだと思います。

隆盛を誇り自らを「明けの明星」、「曙の子」などと奢り高ぶったバビロンがペルシャ軍によって、見るも無残に崩壊した様を「お前は陰府に落とされた」と嘲ったんですね。

ユダヤ人は、バビロン捕因でバビロンで働かされていた時期ですのでユダヤ人の心境としては「ざまあ見ろ」とでも言いたいんだろうと思います。

この文章から、「明けの明星」を悪魔にしてしまうと、それは新たな悪魔神話を造る事になります。(キリスト教団が再々やってる事ですが)

さらにこの場において、「墓穴の底に」に落とされた分けですから、その後の悪魔様の御活躍と矛盾してしまいます。

ここで、「陰府に落とされ、墓穴の底」にあるのは、実際に崩壊して消え去ったバビロン王国でしかありません。

そして、何よりも「明けの明星」を肯定的に取り上げてる、ヨハネ黙示録やペテロ書が全く説明不能になります。

他の文書では

第2ペテロ書1/19

 こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。

夜が明け、「明けの明星」があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。

この「明けの明星」は、「希望の光」とでも言うべき物だろうと思います。

ヨハネ黙示録2/28

同じように、わたしも父からその権威を受けたのである。勝利を得る者に、わたしも

「明けの明星」を与える。 

この「明けの明星」はイエスが神から授かった物で、それをティアティラの教会の人達にも授けると言ってるんですね。教会としての権威の様な物ですよ。

ヨハネ黙示録22/16

わたし、イエスは使いを遣わし、諸教会のために以上のことをあなたがたに証しした。

わたしは、ダビデのひこばえ、その一族、輝く「明けの明星」である。」 

黙示録のこの部分は2~3世紀に書き足されたものではないかと思うのですがこの「明けの明星」にも少なくとも「悪魔」を想起する様な意味はあるまい

キリスト教のルシファーは

キリスト教団の「明けの明星」は明らかに、イザヤ書の読み間違えか、意図的な物語のすり替えです。

キリスト教団は「明けの明星」に言及した所から、多分カナン神話のシャハルと結びつけて(イザヤがシャハルの神話を流用したとする説)「明けの明星」と言う客体が「陰府に落とされた」事にしてしまってます。

その主客のすり替えが、ヨハネ黙示録やペテロ書が書かれた時期のものであればヨハネ黙示録やペテロ書の編者が、それを知らないハズがあるまい。

これは、どう考えても、黙示録やペテロ書以降に、黙示録やペテロ書が肯定的に書かれてる事を知らないオリゲネスや2世紀の教父やそれ以降のキリスト教団が、黙示録やルカ福音書にある、「悪魔」が「陰府に落とされた」話と混合し、「明けの明星」が「陰府に落とされた」話になったのではないだろうか。

事はそれでは済まされない

キリスト教団が通常の思考体系から成り立ってる人達の集団であれば「なんだそんな事だったのか」で済むのですが。実は「ルシファー」と言う悪魔は悪魔神話の大好きなキリスト教団において、若年信者を洗脳する重要な言葉です。

キリスト教徒の多くは、この「刷り込み」が思考の中心的存在で、聖書の文言や他の文書との整合性を説明しても全く受け入れる要素がありません。それがキリスト教徒なんですね。

グノーシスのルシファー

グノーシスの一派にルシファー教徒という物があると言う噂がありますが、どうやらガセネタではなかろうか?

現在発見されてるグノーシス関係の資料には、ルシファーを扱った資料は殆ど皆無である。

ルシファー教徒にかんする資料は、すべて中世以降のものである。(グノーシスに関する資料は3~4世紀までしか存在しない。)

ルシファー教徒を自負する人達の発言を聞いても、グノーシスの思想とは全くかけ離れおりルシファー教徒なる人達は、全くグノーシス関係の書物を研究していない。


取りあえず終わりです

 

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