« フランスの間接税 TVA | トップページ | 風速表示 »

2013年11月28日 (木)

インターネット・バンキング

 これから確実に金融機関が収益を増やす手段であろうと思われる  ネット・バンキング。

 リアル店舗を持たないweb銀行で、誰にも知らせず密かに口座を開く。

 本人は嬉しいだろな。

 けどね、

 その本人が死んでしまったら、暗証番号どころか、そのような口座の存在さえも誰も知らないままになってしまう。もう世間では、「なかったこと」になってしまうのである。

 それを知っているのは、当のweb銀行のみ。

 銀行の預かり資産管理の期限がどの程度なのか知らないが、何十年も口座取引がなければ彼らの懐の闇へそれが吸い込まれていくのは、それは理(ことわり)の当然というもの。

 随分昔に聞いたその当時の話では、十年間口座が放置されていると、「その他大勢ひとまとめ」みたいな管理口座へ移されるらしい。

 スイスにある銀行は、そういう資産を莫大に持っているらしい。

 スイスはご承知の通り、「永世中立国」を標榜している。

 だ・か・ら、第二次大戦中もドイツ人も、その当時の政権に迫害された民族の方々も、敵国の面々も、皆さんこぞってスイスの銀行にカネを預けた。そういった銀行の懐には、もう六十年以上前に東西からかき集めた、というより、勝手に集まってきた、引き出し人の居ないカネがわんさか溜まっている。

 ぼくがガキの頃、「戦争反対」、「憲法第九条を守れ」、「日本もスイスのような永世中立国家を目指すんだ-!」とのスローガンをイヤというほど聞かされた。

 でも、スイスの「永世中立」は、そう叫んでる方たちの理念とはかけ離れたものだった。

 「ウチ、戦争には荷担しませんねん、せやから、ウチにカネを預けておいてもらえば、戦争してるどっちの国が勝とうと負けようと、アンタの預金の存在は誰にも言わん、未来永劫秘密にすると保証しまっせ~」、とゆーもんだったのだ。

 スイスの銀行が最後まで頑なに情報開示を拒んでいたのには、そういう背景がある。彼らの「守秘義務厳守」は、ゴルゴ13のためだけではなかった。

 戦争してる両陣営からカネを集められる。そして、その双方の預金者の何割かは確実に死んでしまう。となれば、その死人の残したカネは・・・

 web銀行に話を戻そう。

 そういうweb口座からの自動引き落としを設定し、本人が誰にもその存在を開かさず死んじゃった場合、そこに残ったカネはいずこの懐へ?

 子孫に美田を残さず、という理念はよしとしよう。でも、「美田」が金融機関に吸い取られてしまうとなると、ちーと考えねばならない人々も沢山いらっしゃるだろうね。

 σ( ̄。 ̄*) me? それほどの資産もないから、個人的には何の心配もないけど・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

|

« フランスの間接税 TVA | トップページ | 風速表示 »

暮らし、雑感」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1205954/54063690

この記事へのトラックバック一覧です: インターネット・バンキング:

« フランスの間接税 TVA | トップページ | 風速表示 »