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2013年12月23日 (月)

ロベスピエールの素顔 Maximilien Marie Isidore de Robespierre

 ここで大フランス革命を論じようという気などさらさらござりませぬ。

 ロベスピエールのデスマスクから、当時の顔が3D技術で復元されたというニュースが先週金曜のFR2で流されたのを見て、へ~と思ったものだから、記憶の縁(よすが)として。

 3Dテクノロジーで再現されたという彼の素顔。

Photo

 で、彼の肖像画と並べてみると、

Photo_2

 むぅ~、「ビフォ/アフター」みたいな感じだけど、この肖像画が描かれた時期とデスマスクがとられた時期は違うんだろうから、画家がウソつきだと断定してはいかん。

 ぼくのパリ滞在における痛恨事の一つは、通算十年弱フランスにいながら、パリの観光地のあちこちでたむろしてる似顔絵描きに遂に似顔絵を発注しなかったこと。

 傍で見ていると、描いている彼らの技術には舌を巻く。細部を上手に工夫し、かけ離れてはいない程度に、男も女も幾分美形に描いてくれる。

 似顔絵を描いてもらっていれば、「じーちゃん、こんなに男前やったんやてー」と、わしも子々孫々語り継がれてもらえただろうに。実に惜しいことをした。

 そのロベスピエール、ジャコバン党ジロンド派の粛正、すなわち「恐怖政治」を敷いたと高校では教わった。

 「粛正」に活躍したギロチンという死刑執行方法がいかに手間暇掛からず合理的であったかは、下の図をご覧になれば一目瞭然。

Photo_3

 歴史の教科書に麗々しく掲載されている「人権宣言」の国では、引き続きこのような処刑が行われていたのだね。

 その「恐怖政治」とはフランス語で terreur 。

 語釈としては

mesures violentes prises par un gouvernement, un groupe, pour briser toute opposition politique

 現今マスコミが無自覚・無制限に・・・というより、米合衆国政府のお先棒担ぎで垂れ流す「テロ」の語源となっている。

 「テロ」ってのは、どーも少数抵抗勢力を暗に示すような語法がはやっているが、方針に反対する勢力を暴力で封じ込める行為をさすのであり、政府だってその主体となり得るのだ。

 「自由・博愛・平等」がフランス革命の理念であったはずなのに、このような処刑は依然庶民の「娯楽」となっていた。

 と言って、ロベスピエールが率先してこのような虐殺を主導したのかどうかぼくは知らない。ご本人はいたってまじめな清貧の人であったとも聞く。

 世界中が絶賛しているであろう、あのフランス革命というものに、ぼくは実にいかがわしい臭いを感じている。
 ロベスピエールはその捨て駒でしかなかったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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