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2014年1月 5日 (日)

消えていくパリの街なみ

 だいぶ前に、パリのあちこちがこれから変わっていくというパリ市行政の将来図を紹介したが、リンク先のパリ市広報の画像がとっくにリンク切れになってしまっていた。

 それらは主に、セーヌ河畔であったり名だたる場所の将来像だったが、我がPCに死蔵されていた昨年五月のFR2ニュースの画像が出てきたので、ちょっとだけ紹介する。

 景気のよろしくない昨今、当然商業活動も思わしくないわけで、ビジネス向けのフロアが余っている。一方、パリの住居難は相変わらずで、オフィスをアパートに改造したり、老朽化したアパートを新しく建て替えるというテーマだった。

Transformation01

Transformation06

 上の図は、オフィスを改造しているところ。

 下の図は建て替え。

Transformation08

 こうやって新たに25,000戸の住居を造っている。

Transformation09

そして、将来的にはこんな風に新しい建築物が建っていくんだそうな。

Transformation12

 「景観ぶち壊しやんか~!」と怒る勿れ。
 パリに暮らす(そして暮らしたい)人々にとって、景観は腹の足しにはならない。ホンマは巡り巡って腹の足しになっている部分もあるのだが、それはさておき。

 ぼくの祖母の家がプレハブ住宅になってしまったのを見て、「前の家の方が良かったのに」と言ったら、たまにしかこないオマエがそう言うのは勝手だが、暮らしている身にとって昔風の家は使いにくかったのだと叱られた話を以前書いた。

 数年前までぼくがパリで住んでたアパートは、コンクリート造りの、所謂「今風」だった。

 当初は、せっかくパリに住むんだから風情のある昔ながらのアパートが良かったのにと思ったこともないではない。

 が、ベルサイユ宮殿で暮らせと言われたら、どうしよう。

 召使い百人を含め、全ての維持費は不要、食費の面倒も見よう。
 ただし現在の状態を変えないのが条件、なんてオファーを受けたら・・・

 尻尾巻きます。
 やっぱ、こじんまりとした現代風の住居の方を選ぶ。(追加条件として、「単身赴任&愛人付き」が加わったなら・・・応相談・・・)

 そこに暮らす人がいる限り、街も生きている。そして暮らす人々に合わせて街も変貌していく。

 既にお年を召された方々で、<あの>パリ、のイメージを味わいたい希望がおありなら、どうぞ早い内に。

 十年後のパリの景観は、随分変わっているだろう。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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