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2014年8月18日 (月)

「木曽路」の牛肉『偽装』

 マスコミも罪作りな報道をしたもんだ。

 気の毒に、なぁと思う。偽装高級肉を食した人々に対してでなく、それを振る舞ったであろう方々に対して。

 「木曽路」といえば、ある程度名の通ったチェーン店である。ちょっと安めの接待にも使われているだろうし、「よし、今日は奮発しようかな」と家族を伴って入店したおとーさんたちも居られることであろう。

 「今日はひとつ、最高級の肉で」と胸を張った「お・も・て・な・し」の心は今頃、「えっ?アンタに振る舞うてもらった、あれ、ウソつき肉やったん?!」って、逆恨みの白い目で踏みにじられ、しょげているのではなかろうか。

 いや、ま、そんな情景も幾らかはあるんじゃないかと、こちらの勝手な思い込みですけど。

 「偽装」がそんなにいかんというのなら、ワインみたいな制度を高級ブランド肉にも取り入れたらどうだろう。

 牛肉ソムリエ () がうやうやしく肉の一切れを持ってきて、「これからお出しするのは、○×年、△□村の※◎家で育てた松阪牛です」とかなんとか厳かに告げ、客にテイスティングさせる。客が「ん、C'est bon」と頷けば調理に掛かる、みたいな。

 「うむ」と頷いた限りは責任が客に転化されるんだから、もはや偽装云々は言いっこ無しだよね。

 分からんなら分からんなりに背伸びせず、適当なもんを食べて満足していれば、それはそれでええのんやなかろうか。

 産地偽装は目をつむろう。どうせワシには分からんから。でも、薬品や抗生物質まみれの食材は、御免被りたい。

 マスコミも、一発飛び道具的なこんな事象を喧伝するより、「怖い食材」への啓蒙を倦まず弛まずやって頂ける方が、随分世のためになると思うんだけどなあ。

: ソムリエ SOMMELIER, -IÈRE という語がワインの指南役として使われるようになったのは17世紀頃のこと。14世紀のフランスでは« officier chargé de la garde et des transports de bagages dans les voyages de la cour (仕分けする人)»という意味合いだったらしいから、ここで「ソムリエ」という語を使っても、語源的にはそれほど無茶ではなかろう。

 

 

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