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2014年10月 1日 (水)

秋の七草

・萩(はぎ)
・薄(すすき)
・桔梗(ききょう)
・撫子(なでしこ)
・葛(くず)
・藤袴(ふじばかま)
・女郎花(おみなえし)

 春の七草はお粥にして食べるので馴染み深いが、秋の七草は何かのきっかけがないと意識の端にも上らない。

 秋の七草はもっぱら観賞用だという。いやいや、何か薬効があるのではないかと疑ってみたこともあるが、ススキなんてどうあがいても何の役にも立ちそうにない。それでも、涼しい秋風にそよぐススキは、なんとはなしに風情のある存在だった。

 子どもの頃ススキなんて珍しくもなかったが、そう言えば近頃とんと目にする機会がない。存在自体が薄れつつあるのか、それとも、従前のようにそこかしこにあるのに気が付かないほど自分が耄碌してきたのか。

 その他の花々にしても、中秋の名月と共に鑑賞すべく野に摘みに出かけたところで、今ではそうおいそれとは七草全てを揃えさせてはもらえない。 

 万葉集や古今和歌集の背景を味わう舞台は、フェードアウトへの歩みを止めようとしない。高層住宅街に住み地下鉄で通勤するような人々にとっては、月すら身近なものではなくなってきているのだろうか。

 ユダヤ教やキリスト教やイスラム教のように絶対唯一神を奉ずる社会では、聖典がその社会のアイデンティティを形作る強力な接着剤であり、大和民族にとっては風景自然こそがそれであったのだとぼくは見ているのだが、その根っこを繋ぐ感情が失われていった先、大和民族の感覚的共通基盤というものはどのように変貌していくのであろうか。

■秋の七草の覚え方
 ハギ・キキョウ / クズ・フジバカマ / オミナエシ / オバナ・ナデシコ / 秋の七草

 

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