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2014年10月 5日 (日)

フランス人医師、エボラ熱から回復

 Le Figaro電子版10月4日付によれば、9月19日からパリ郊外の軍病院に入院していた国境なき医師団のメンバーであるフランス人エボラ熱感染患者は、完全に回復し退院した。

 この記事では退院を報じただけだが、同紙9月30日版では、治療には富山化学工業のファビピラビルを含む三種類の未認可薬が用いられたと述べている。 

La France a autorisé par arrêté ministériel l'usage de trois médicaments expérimentaux, en particulier l'antiviral Avigan (favipiravir) produit par la firme japonaise Toyama Chemical (filiale de FujiFilm) à l'origine contre des virus de la grippe.
Vendredi dernier, le fabricant d'Avigan a affirmé dans un communiqué que l'infirmière avait pris ce médicament, une information que les autorités françaises n'ont pas confirmée à ce jour.
 

 どの薬が効いたのかは公表されていないが、三種類の薬の内、”en particulier”として富山化学工業の名だけが挙がっている。

 ちなみに10月4日付のLe Monde電子版も上記引用と全く同じ内容を載せている。ニュースソースが同じAFPだからなのだろう。

 ただ、Le Mondeは、上記引用最後の”à ce jour.”の後に、”Le ministère de la santé, joint samedi après-midi, ne souhaitait pas en dire davantage, mettant en avant le respect du secret médical.”保健相はどの薬が効いたのかを発表するのを控えた、と付け加えている。.

 仮にファビピラビルが用いられたのだとしても、一例だけで薬効ありと断じるのは早計だろう。

 エボラには今分かっているだけで五種類あり、その中で最も凶悪なエボラ・ザイールの致死率は90%に上るそうだが、逆に言えば、それでも一割は助かる。今回幸いにも回復した女性医師がどの種のエボラに感染していたのか知らないが、仮にザイール型だったとしても、たまたまその一割に入っていたのかもしれない。更なる実証が待たれるところである。

 

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