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2015年5月26日 (火)

フランスも所得税給料天引きへ

 前年の所得税を翌年五月から三回に分けて支払うのがフランス方式だが、社会党現政権は、サラリーマンの給料から月々所得税を徴収することを決定した。(FR2より)

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 悪いことではないとぼくは思う。というより、一年分の税金を三回に分けて納めるという作業は、結構デカいカネが一度に手元から消えるということである。支払いが猶予されていただけだと頭では理解できても、心情的には心穏やかならざる感をいつも持っていた。

 納税通知書が来たら自分の前年の所得を改めて見返し、これからの所得アップに向けてのモチベーションを高めるという人々も少なくはないようだから、従来方式を鬱陶しいと感じるのは、自分の手元財産をきちんと管理しないぼくのような不精者だけなのかもしれない。

 前年の所得税を翌年払う方式から毎月天引きされる方式への移行にあたっては、重大な問題が発生する。

 政府は天引きを2016年から開始すると決定したが、すると2016年には、当年の所得税を払いつつ、併せて2015年の所得税を払うという、まことにイタイことになってしまうのである。

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 それではだれもが到底承伏しかねるだろうから、段階的に移行していくという。

 即ち、2016年の天引きは15%相当のみ、翌2017年は40%、2018年でこの移行措置は終わりというロードマップである。

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 税の天引き方式への転換によって徴税/納税作業が簡単になるのかというとそういうことでもないらいしい。

 だったら、何故わざわざシステム変更しようとするのだろう。

 転職は日常茶飯事のフランス。去年は職があったけど今年は失業の身という人々は大勢いる。そう言った人々の中で、給与所得がある間に翌年納める税金分だけは別途積み立てておかなくっちゃと考える人々が一体どれくらいの割合で存在するだろう。

 納税通知書が来ても、カネがないんだから払いようがないと肩をすぼめるのが関の山。自分が喰う分を切り詰めてまで納税するような奇特な人が大多数を占めるはずもない。

 FR2はこのニュースの中で触れはいなかったが、給与所得者の徴税漏れをいくらかでも防ぐためではなかろうかとぼくは見ている。

 

 

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