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2016年4月30日 (土)

フランス 労働法改定の試み

 1978年生まれの社会党労働大臣コムリ(Myriam El Khomri)による労働法改定案が物議を醸している。

 労働者だけでなく若者まで包含した大規模抗議デモが頻繁に組織されているが、「進撃の巨人」を使ってる動画が実にイイ。

 粗筋が分かるように大雑把に和訳を入れてみたので、一通り概要が分かったら、上記のリンクでオリジナルを見て頂きたい。

 まずは導入部。

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 最後の「近日・・・」が実に笑える。

 flexibilitéとは、これまで企業を縛ってきた様々な条件をある程度緩和し、企業側の裁量幅を広げようというもの。

 フランスでは労働者保護があまりに手厚いので、企業が正規採用に臆病になり、いきおい派遣や期間採用者ばかりになるという現実への対応はたしかに必要であろう。

 解雇手切れ金の上限が給料15ヶ月分というのも、もともと退職金という概念がない社会ではそう無茶な提案ではない。確かに解雇が乱発されることにもなるだろうが、優良社員であればその心配は少ない。

 週35時間労働の見直しも当然に思えるのだけれど、実入りが増えるよりは自由時間の方が大切だと考えるフランス人の方が多いのだろう。ある意味健全だとも言えるが。

 昔の社会党がばらまいてきた暖衣飽食制度を、同じ社会党がぶっ壊そうとしているところに意義はあるだろうが、三十代半ばの若き女性大臣がどれほど世間を知った上でこの法案を世に出そうとしているのか、やや危ぶまれる。剛腕首相ヴァルスの後ろ盾によるものなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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