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2016年4月24日 (日)

巷(ちまた)から思いやりは消えてしまったのだろうか

 久し振りにFrance2のニュースから拾った一コマ。

 politesseやcourtoisie(両方とも丁寧とか礼儀というような意)の現状を試してみようと、fr2の女性スタッフが重い荷物を両手に抱え、人通りの多い階段を上ってみた。

 一回目は誰も手助けしてくれず、彼女は自分で荷物を持って上がらねばならなかった。二度目の実験では、今度は若い男性が二人して手助けしてくれた。

 町行くおばちゃんに「こーゆーの、どう思う?」と聞くと、「皆急いでいるから他人のことに目が行かないんだろうね」。

 飲食店では「珈琲一つ」というように、ぞんざいなもの言いで注文する客も多い。
 グルノーブルのとあるレストランでは、オーダーの言葉遣いで珈琲の値段が変わるとcarte(メニュー)に明記した。

La_politesse_estelle_un_art_desuet  

 「珈琲一つ」           ・・・1.5ユーロ
 「珈琲一つください」      ・・・1.3ユーロ
 「Bonjour、珈琲一つください」・・・1ユーロ

 ここでのBonjourは「こんにちは」というより、日本語で言う「ちょっとすんませーん」くらいの感覚。

 すると、当たり前だが、客は礼儀正しく注文するようになったというお話。

La_politesse_estelle_un_art_desuet2  

 以前に、押し開いた扉を後ろから来る人が居ないか確かめもせずに、そのまま閉じるに任せる人々がフランスでも増えてきたと書いたことがあるが、言葉遣いもだんだん世知辛くなってきているらしい。

     

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