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2016年5月 4日 (水)

フランスCharente-Maritimeでマグニチュード5の地震

 2010年、二度目のフランス駐在時のことである。
 通勤途上の車の中でいつも聞いているラジオのニュース、「『愛知』にとんでもない地震が起こった」とアナウンサーが興奮した口調で繰り返し繰り返し報じていた。

 「なぬ?」と身を乗り出して懸命に報道内容を聞き取ろうとした。
 が、どうも様子がおかしい。日本のことではないようなのだが、それでも、どうしても「アイチ」と聞こえる。

 それが「ハイチ」のことであったかと分かるまで少々時間が掛かった(フランス語では「H」を発音しない)。

 先月4月28日にフランス本土で地震があったらしいということを、web記事ザッピングで知った。

 震源はLa Rochelle(フランス南西部、ボルドーの北側)付近の内陸部地下21km。被害報告はなく、「大勢の人が揺れを感じた」とか「犬が一斉に吠えた」とか、そんなコメントしか報じられていないから、その程度のものだったんだろう。(もっとも、政府関連の重大な施設に重大な被害があったとしてもフランス政府は発表しないだろうから100%鵜呑みにするわけにも行かないが)

 この地域はマグニチュード5以下の地震がたまに発生することで知られており、1972年にも軽い地震があったらしい。

 フランスは地震にはほぼ無縁の国だと思い込んでいたが、軽微(マグニチュード5以下)な地震は場所を変え、極々希ではあるが起こっているようだ。

 それでも、同一地域で大きな地震が発生するのは殆ど無いから、特に地震への備えに対する懸念をマスコミも追求しようとはしない。(海外領土のGuadeloupeやMartiniqueではマグニチュード6前後の地震に襲われているのだが)

 対して、いつ・どこで・どんなタイミングで巨大地震が発生しても不思議ではないという不幸な国にぼくらは住んでいる。

 「お上」も無策というわけではないが、彼らの眼目はあくまで統計的上の数字を好転させるためのものであって、山田さんや鈴木さんやぼくといった個々人に目配りしてくれているわけでは決してない。

 本来はぼくを含めて千人の人が死ぬはずだったところ、膨大な公費を投じた挙げ句、ぼく一人が死んで残りの999人が助かったというような事態が出来したなら、行政としては「一定の効果」をあげたことになる。

 ぼくの命を差し出して999人の命が救われたいうのであれば、それぁ何とか自分自身を説得できるかもしれないけど、ほかの連中は逃げられたけどキミだけ不運だったねと閻魔様から告げられた日には、やっぱり釈然としない心持ちになるような気がする。

 結局の所、「お上」はアテにせず、自分の身は自分で守らなければならないってことであろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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