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2016年6月24日 (金)

σ( ̄。 ̄)オレオレ詐欺のカモ候補・・・NTTフレッツ光の「転用申し込み」

 「オレオレ詐欺」みたいな子供だましの手口に陥るなんて、思慮が浅いにも程があると常々思っていたのだが、なんと!実のところ自分もカモの予備軍であったらしい。

 NTTフレッツ光の「転用申し込み」というのに引っ掛かってしまった。

 NTTが自ら回線契約変更申し込みのwebページを公開していて、それに則った契約自体は(多分)詐欺でも何でもないのだが、不誠実な業者と契約してしまいそうになったというオハナシ。

 今思えば、途中で幾つも危険シグナルが出ていたのに多少は気付きながらも、高をくくってホイホイと進めてしまったのがアホでした。

 以下、自戒のための個人的顛末記録。

 週末の午後、Forval Telecomという会社から勧誘電話が掛かってきた。

 「今契約中の光回線使用料が少なくとも月々五百円程度安くなりますよ~」

 キホン、この手の勧誘には乗らないことにしているのだが、最終的には書面を確認した上で契約成立だという。それならば世の中にどんなサービスがあるのか知っておいても損はなかろうと話を聞いてみることにした。

 パソコンを使える状態かと聞いてきた。
 不幸なことに、その時ぼくはパソコンに向かっていた。

 「NTTフレッツ光の転用申し込み」のwebサイトを開くように指示があり、その後、あれして下さい・これして下さいと矢継ぎ早に「指示」が繰り出される。

 「お客様の生年月日は?」と先ず電話で答えさせると、間髪を入れず「それを入力してください」。続いて「電話番号は?」と、これまた電話で尋ねてこちらに答えさせ、それをまたタイプ・インしろと言う。そんなやり取りが続く。

 この段階で電話は打ち切るべきだった。「いわゆる個人情報」を、何故電話口で言わせて、それから入力させるんだ?

 ちょっと疑念は湧いたが、悲しいかな好奇心の方が優先して続行。

 ぼくは心理学には明るくないが、人は一旦相手の指示に従う行動を取ると、連鎖的にその相手の指示を受け容れてしまうという性癖を持っているのではなかろうか。

 「申し込み」の画面に至った。

 ちょっと待て、ぼくは申し込みを決めたわけではないぞと告げると、「ログ・インしていない状態だから確定申し込みではない、後日確認用紙が送られてくるので、そこで取り消しはできる」と言う。

 なんかヘンだなとは思いつつも、書面で最終確認ならまあええかと継続したのが大失態。

 結局「指示」に従い一通り終わると、別の会社から電話が入ると告げられて、その通話は終了した。

 次に、クラウドエージェンシーというところから電話が入ってきた。先ほどぼくにあれこれ入力指示を出したForval Telecomの下請け取次店だ。

 「サービス品質向上のために」通話録音すると告げてきた。今どき珍しいことではないから承諾すると、契約内容について電話で縷々述べる。

 そこで、三年以内に解約すると解約手数料が発生すると聞いて、そんな話は聞いていないよと告げると、フレッツでも同様だと言う。
 更に、契約段階では有料オプションサービスが三つ付いてくる。でも、無料提供期間が二ヶ月あるので、その間に解約すれば料金は発生しないと。

 抱き合わせオプションを付けるのも珍しい話ではない。ぼくのようなボンヤリした輩が解約を忘れて放置するのを待つという手口である。

 いや、もう結構、契約する気はないと告げると、「でも、もうお申し込みをされていますから」と言うではないか。

 電話でのやり取りは録音していないから、ここで強制的に通話を切ると勝手に登録済みとなり、言った、聞いてないは水掛け論になる可能性もある。

 その時気付いたのだが、先方が喋っているときはざわついた周囲の声が聞こえる。サポセンみたいに多数の人間が同じように電話しているようだ。

 ところがぼくが話す段階になると、周囲の声がぴたりと聞こえなくなる
 どうもこちらの喋る内容だけ回線を切り替えて録音しているようだ。これはますます不利。

 この辺りであきらめの境地になった。web回線なんてどこと契約しても同じようなものだから、まあここでもいいかという気になっていた。ぼったくりバーでもあるまいし、多少費用が発生しても勉強代だな、と。

 で、何やら機器を送ってくると言う。
 「今お客様はNTTのレンタル無線LAN機をお使いだと思いますが、その横に置いておいて下さい」と言う。

 ぼくの聞き間違えでなければ、これをしばらく置いておけば接続先を自動書き換えするんだと。

 「お客様がご自身で切り替えることも可能ですが、手続きが難しいので、これをお使いになって下さい。回線切り替え後、お気に入りましたら引き続きご使用頂いて結構です。その場合は月々680円必要になります。不要でしたら送り返して頂いて結構です。」

 返送費用は掛からないと、その時彼女は確かにそう言った。証拠は残っていないが。

 にしても、これは「ハテナ」である。今使っている無線LANの内部を勝手に書き換えるというのだ。そんなもの見たことも聞いたこともない。

 どのようなものか後学のために見てみるのも一興と送付を了解したのがアホのダメ押しであった。

 翌週末に、この会社の別の人間から電話があった。「お申し込みありがとうございます。契約書は5月29日発送予定です」と。5月29日といえば一週間後の週末だ。何故にそんなに時間が掛かる?

 ぼくは確定申し込みはしていないはずだ。サービス内容を書面で確認してから考えるが、いずれにせよ解約は無料でできるのだなと確認すると、その書類が届いた月の月末までであれば無料解約できるという。

 おい、ちょっと待て!
 「ぼくはサービス詳細の書面は何一つ見ていない。その書類の送付予定日は29日と言ったよね、義務無し解約の期限が月末って、それアナタ、おかしいと思わない?」と散々問い詰めると、相手は絶句した。

 「ウチの営業との話で何か誤解があったようで・・・」
 「とにかくサービス内容をきちんと記載したものを先ず書面でくれない?それがスジでしょ?」

 すると、ほどなく「登録案内」が郵便で届いた。到着日は5月23日。

 目を皿のようにして読んでいくと、「初期契約解除に関する留意事項」に「登録通知書到着後8日以内、書類作成日から11日以内なら解約違約金はかからない」とある。

 その書類作成日5月18日。この電話のやり取りの時点で書類は既に作成済みだった。

 なのに、何故に29日発送なのか。18+11=29、つまり、無条件解約不可の日に到着させようという魂胆だったからではないのかと考えるのは自然だろう。

 「郵便料金後納」だから消印はない。よって到着日を客観的に証明するものもない。

 そんな会社と契約してロクなことはなかろう。断固キャンセルの意を固めた。

 ちなみに、佐川急便で送られてきた件(くだん)の「機器」は、何かしら新規な珍しいものでも何でもなく、単なるbaffalo製の無線LAN親機。

 なんじゃ、こりゃ?これが何か特殊なものか?

 送付元はテクニカルリソーズという会社で、クラウドエージェンシーとの関連は何一つ明記されていない。

 到着「機器」は開封しないままでクラウドエージェンシーへキャンセルの旨を伝えたら、担当は本日不在。個人情報を扱っているので担当しか対応できない、別途電話を入れさせる、いつなら良いかと尋ねてきた。

 平日は電話を受けられないと言うと、夜九時まで営業しているという。なんだ、それならこれまでのやり取りも週末まで待つ必要もなかったんだ。
 次の月曜の午後七時に電話するよう頼んだ。

 当日は半信半疑で待っていたが、案の定七時を過ぎても掛かってこない。他のカモとの話が長引いているということもあろうと辛抱強く待っていると八時頃電話があった。

 当初に聞いていた話とは異なる点が多々ある、疑念があるのでキャンセルしてくれと告げた。

 「無線LAN機が送られてきたが、送付元が御社とどういう関係なのか分からない。このまま放置しておいても良いか?」
 「それは弊社から手配したものだから、送り返して欲しい」
 「送料は無料だよね」
 「いえ、それはお客様負担でお願いします」
 「返送費用は掛からないと電話で言ったよね」
 「いえ、お客様負担で」

 これまでのやり取りの経験があるから、さすがにここまでは想定内。ぼくも「成長」したもんだ。

 電話のみでのやり取りのこのステージで、ぼくにとって最も重要なのは、キャンセル承諾の証拠を入手することだった。相手は通話を録音している。録音なんて如何様にも編集できる。こちらの手元には何もない。

 「機器送付元のテクニカルリソーズとあなたがたクラウドエージェンシーとの明確な関連がぼくには不明。だから、ぼくにとっては見知らぬ会社が勝手にモノを送り付けてきたことになるから、このまま放置してもぼくには何ら義務は生じないと理解している」

 「とは言え、御社から送付指示が出たということ及びキャンセルを受諾した旨書面でもらえるなら、返送は当方負担でも良い」と申し出ると、そのようにする、少々時間が掛かるかも知れないが、と返答があった。キャンセルは受け付けたとも担当は言った。

 電話応対はわりとしおらしかったし、ぼくも極めて紳士的に振る舞ったので、真逆(「まぎゃく」ではない、正しくは「まさか」と読む)これが裏切られるとは思わなかった。

 それから一週間が過ぎて六月に入っても書面連絡は来なかった。

 テクニカルリソーズ社に電話を入れ、経緯を伝えた。
 クラウドエージェンシーから解約の連絡は来ていないとのことだったが、そういうことであれば回収手続きをすると申し出てくれた。とても誠実な対応だった。この会社もクラウドエージェンシーに騙されているんだろう。

 クラウドエージェンシーは電話での約束を反故にして、放置しているらしい。
 念のため親元らしきForval Telecomへ電話を入れ経緯を話し、キャンセルは受諾されているかと尋ねたら、報告は来ていないと。

 この会社の方針としてそのような事項は書面連絡はしないポリシーで、「この電話でキャンセルは確かに承りました」と言う。

 しようがない。相手の言い分をそのまま飲むしかなさそうだ。

 料金引き落としの口座番号などは通知していないから、勝手に費用を徴収されることはないだろう。解約を言った言わないの証拠は自分の手元にないが、テクニカルリソーズ社が機器引き取りを手配した集荷伝票は保存してある。

 あれから一ヶ月経った。web接続スピードが以前より遅くなった。
 それがこのドタバタ劇に関係しているのか単にトラフィックが混雑しているためなのか、はたまたブラウザfirefoxのプラグ・インに拠るものなのかは分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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