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2017年3月19日 (日)

異邦人 Albert Camus, L’étranger ふと思ったこと

 実存主義とか不条理の哲学とかいうのをぼくはよく知らないが、結局釈尊の教え「四苦八苦」に通じるのではないかなあ・・・

「四苦」=「生・老・病・死」の苦しみ。

「八苦」=上の四苦に以下の四苦を加えたもの。

 ・愛別離苦(あいべつりく)=執着してるものを永遠に手元にキープするなんてできません

 ・怨憎会苦(おんぞうえく)=出会いたくなくても、嫌な奴とか事象にはぶち当たる

 ・求不得苦(ぐふとくく)=強く欲しても手に入らないことはなんぼでもある

 ・五陰盛苦(ごおんじょうく)=結局のところ、苦しみってのは人を構成する五つの要素、即ち、色・受・想・行・識の構成に起因するのだよ。
 (色:目に見えるもの、形・物質一般、受:色を受けた感受作用、感覚、想:授を受けた心の動き、行:想を受けての心作用、識:認識、識別作用)

 これら、「何故だ!」と叫んでも人生では決して避けることのできない苦しみ。
 その救済を、唯一神教は「それはね、絶対神の思し召しなんよ」と、不可視の存在を仮定して解決しようとした。

 仏教は、そない言うても叶わんことは叶わん、せやから、あるがままに世界を見て、じたばたせず、あるがままに受け止め、自分の信念(釈尊の教え)に従って生きなされと教えた。(浄土系は唯一神教に一見酷似しているけど、根本は同じだと思う)

 キェルケゴールやカミュがこの教えを知っていたなら、どうコメントしたろうか。興味がある。

 

 

 

 

 

 

 

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