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2017年5月

2017年5月27日 (土)

ランサムウェア Ransomware

 以前から存在するマルウェアなんだけど、かなりの被害が出たとかで最近ちょいと話題になった。

 感染してしまうと、そのPC内のファイルが暗号化されてしまい、「解除して欲しかったらゼニ払ってね」と要求するコンピュータ・ウィルス。手術ができなくなった病院もあったとか。

 情報を盗み出すマルウェアもかなんけど、こいつはファイルをブロックしてしまう。

 じゃあどういう対策があるのかと言えば、結局感染を防ぐという一般論しかない。
 無闇にリンクを開かない/添付ファイルを開かない、怪しいサイトに近付かないってことくらいかな。

 病院とか企業では、せめてweb接続できるPCは内部のネットワークから切り離しておく方が良い。従業員がこっそりどこへアクセスしているか知れたものではない。

 この手のウィルスは内部ネットワークで感染を広げる。web情報は基本的に再利用が目的だから、完全な防御策とは言えないまでも、気休め+α程度にはなる。

 でも、こいつに感染してしまったらどうしたらいいんだろう。素直にゼニを払うか?払えば元に戻してくれるのか?

 「ランサムウェアに感染したらどうする? 本音で語るランサムウェア被害の復元と対策」というweb記事によれば、こいつの亜種は山ほどあり、種類によっては復号ツールを提供してくれるサイトもあるとのこと。

 結局のところ、こまめに複数のバックアップをとっておくのが一番良い。
 そう書きながら、この五年間、一度もバックアップを取っていない自分に気が付いた 汗)

 

 

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(以下、私的メモ)

  ransomとはOxford辞書によれば

money that is paid to somebody so that they will set free a person who is being kept as a prisoner by them

 語源は

Middle English: from Old French ransoun (noun), ransouner (verb), from Latin redemptio(n-) ‘ransoming, releasing’, from redimere ‘buy back’, from re- ‘back’ + emere ‘buy’. Early use also occurred in theological contexts expressing ‘deliverance’ and ‘atonement’.

とのことだが、ransoun は見付からなかった。rançonなら

somme d'argent demandée pour la libération d'un captif

 結局同じく「身代金」。

 こーゆー悪さをするのを「マルウェア」と称するが、恥ずかしながら、今までwareとwearを混同していた。

 

 

 

 

 

 

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2017年5月22日 (月)

ちりふ玉は備前焼?

 奥殿陣屋で「ちりふ玉」を売ってたおっちゃんは、これは釉薬を使わぬ備前焼であるとも強調していた。

 備前焼って、備前の土だからできるもんじゃないかいとその部分はスルーしていたのだが、後刻調べてみたら、炻器(せっき)の技法のことだったのね。知らなかった。昔から、備前焼の水は腐らないと言われている。

 そこで相変わらずダラダラとweb渉猟していたら「玉漿備前」なる商品を見付けた。「ちりふ玉」に似た球状の焼き物。

 備前市の衆楽館という会社のwebサイトには、その効能を「実験例」との断り書き付きで、水や酒などの飲料物に入れれば美味しくなる?、米や煮物が美味しく炊ける?、風呂に入れればよく暖まる?、花瓶に入れれば花が長持ちする?等々、注意深く全てに「?」を入れた上で述べているが、あのおっちゃんが言っていたのと全く同じ。

 ふーん

 ぼくはお調子者ではあるけど、リアル店舗と違い、いつでも即座に撤退できるweb記事を闇雲に鵜呑みにするほどのバカでもないつもり。
 でも、異なる二つのソースから似たような内容を得られたことになるから、「ちりふ玉」を頭から疑ってかかる必要もなさそう。

 池鯉鮒窯てのが衆楽館の系列なのかもしれないという疑いは取り敢えず保持するとして、あの時売られていた千円の「備前焼ぐい飲み」をゲットしなかったのが、少々心残り。

 殆ど買う気でいたんだけど、ウチのヨメは大事なものから壊してしまうんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017年5月21日 (日)

ちりふ玉

 奥殿陣屋の薔薇園へ行ったら、骨董市がひらかれていた。蓄音機とSPレコードなんかも出ていて結構楽しめた。

 骨董とは無関係だが、そこで「ちりふ玉」なるものがぼくの目をひいた。

 「ちりふ」は「池鯉鮒」、かきつばたで知られる知立市の古名だとか。

 唐衣  きつつなれにし  つましあれば  はるばるきぬる  旅をしぞ思ふ

 なんて歌が詠まれた場所で、先日三十数年ぶりにその杜若を見に出向いてみたら、立ち枯れ病で壊滅に近い状態だった。でも数少なく咲いていた杜若の藍色は実に素晴らしかったのだが、それはどーでもよい。

 

 21_で、その「ちふり玉」の展示即売会みたいなことをやっていたのだ。

 丸棒タイプは6cm前後で親指くらいの太さ、丸い方は直径2。5cm程度。他に、ぬか漬け用の平べったいのもあった。

 どれも一個二百円、六個で千円。

 効能触れ込みは、「遠赤外線放射93%、公共産業技術センター認定品。水は腐りにくくなり、手に塗ればお肌はすべすべ、古米も美味しく炊け、あらゆる料理が美味しくなる」てなもんだった。

 ぼくはこの手の売り込み文句に即座に乗るお調子者タイプ。
 日本酒は振動を与えると旨くなるという話に、重たい一升瓶をしゃかしゃか振っていた時期もあったなぁ。

 この遠赤外線放射率の焼き物は自分にしかできんと立て板に水で売り込みを掛けるおっちゃんに、「なんで?」と聞いたら、「どんな土でもええというわけやない、厳選した土を使っているから」と言う。尋ねたワタシがバカだった。

 「遠赤外線放射率」てのが何なのか分からんけど、当たるも八卦、当たらぬも八卦。丸棒四本と玉を二個選び、折れた丸棒を見付けて「これおまけしてもらえる?」と聞いたらOK。ちょっとトクした気分になれた。

 「ちりふ玉」でweb検索したらいっぱい出てくるでとも、そのおっちゃんは言ったが、帰宅後確かめてみたらそうでもなかった。

 帰宅後さっそく水道水をペットボトルに入れて丸棒を放り込んだ。
 翌日飲んでみたら、まろやかになった・・・ような・・・気がせんでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017年5月16日 (火)

フランス大統領選 2

 前回のフランス大統領選では、最右翼候補だった社会党のドミニク・ストロス=カーンが選挙直前のセックス・スキャンダルをでっち上げられて失脚した。
 そこで社会党内で急遽浮上したのが前大統領のオランドだった。

 当時サルコジが再選に意欲満々だったが、サルコジはもぉアカン!という消去法空気の中でオランドがフランス国大頭領とあいなった。

 今回の大統領選、マリーヌ・ル・ペンが最終候補にまで残ったんだが、彼女の親父さん、ジャン・マリ・ルペンも決選投票まで残った経歴の持ち主である。

 その時はフランスの「有識者」がこぞって、「移民排斥、ユダヤ人虐殺なんて大したこっちゃないてなことを標榜するル・ペンなんかが大統領になったらフランスの羞じや。シラクがエエとは言わんが、まだましや!」 と、消去法でシラクに風が吹いたという経緯があった。

 今回の大統領選でマリーヌ・ル・ペンが選出されることはなかろうとぼくは思ってはいたけど、「露ほどにも」とまでは言わない。

 方やロスチャイルド銀行出身という超エリートの身でありながら、何故か社会党に籍を置いていたマクロン、方や「あんた、ホンマにそれ、やれまっか?どないして?」の公約を掲げるマリーヌ。

 白票ムーブメントが湧きあがったのも宜(むべ)なるかなであるが、今回も「消去法」で若きマクロンがフランス国大頭領となった。

 若輩者がリーダーになるのは、西欧社会では珍しいことではないが、民間会社で大学校出たての者がいきなり管理職に就くのはアリとしても、いきなり社長ってのは、どやろ。マクロンの場合、39歳だから「小僧」というわけでもないが。

 マリーヌは多分落選してほっとしてることだろう。まかり間違って大統領なんかになっても、議会運営できる基盤を持っているわけではない。日本のマスコミは「大統領選では大差を付けてマクロン」と報じたが、得票率で言えば、マリーヌは三分の一の支持を得たことになる。今後彼女の重みは増すだろうし、それこそが狙いだったと言えるのではないか。

 一方マクロンとて、六月の衆院選でどれだけ手勢を確保できるか予断を許さない。

 民主党が政権を執った頃を思い出す向きもあろうが、日本と決定的に違うのは、フランスの政治家はあらゆる場所で時期に応じて明確な所信表明をなさねばならないということ。そして、国民はその発言を注視していること。

 フランスという国は、単なる「民族集結による雰囲気的な統合」ではなく、今でも実験的な人工共同体を目指している。

 

 

 

 

 

 

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2017年5月 4日 (木)

フランス大統領選

 この選挙、マリーヌ・ル・ペン(Marine Le Pen)が親父さんと同様最後まで残るであろうとは予測していたが、もう片方でマクロン(Emmanuel Macron)というお兄ちゃんが残ったのには、ちょいとびっくり。

 筆頭と目されていたフィヨンが第一回投票直前のスキャンダル発覚で自爆してしまったのが波乱の大きな要因なんだけど、このタイミングでの「スキャンダル」、DSK(ドミニク・ストロス=カーン/Dominique Strauss-Kahn)が前回の大統領選直前で嵌められた事件を彷彿するのは、ぼくだけだろうか。

 ともあれ、39歳のという若き候補者が大統領の座を射程距離に納めた。

 ぼくはこの人のことを全く知らないが、パリ第10大学の後、École Normale Supérieure受験には失敗しているが、ENA等々の大学校で学業を納めた超エリートで、ロスチャイルド系の銀行でのし上がり、オランド政権で経済相を務めながら、「この政権では自分の政策は果たせない」と中途で大臣を辞任した御仁。

 若きリーダーは、狩猟民族の中にあっては忌避すべきものではない。日本の学府に於いても「老害」が長いこと囁かれてることやし、ね。

 そんな経緯もあって、第一回大統領選では、候補いずれも団子状態で、結果、マクロンとル・ペンの一騎打ちで決選投票となったんだけど、その直後、「二人とも、どっちも嫌や!」というデモがパリを席巻したってのが(不謹慎だけど)おもしろい。

 フランスのTV放送局FR2は例によって、当事者のdébat(討論)を企画した。
 これは以前にも書いたことがあるが、将棋や囲碁の対決のように、各々の発言持ち時間を予め設定し、その範囲内で主張を延べよと言うものである。この方式、日本でも見倣って欲しいものだ。

 そんなことで、"2017, le débat" : Marine Le Pen - Emmanuel Macronてのをyoutubeで見たわけであるが、

Debat

 世界三大ガッカリ、てのをご存じだろうか。
 シンガポールの「マーライオン」、コペンハーゲンの「人魚姫」、ブリュッセルの「小便小僧」(人によってそれぞれあるでしょうけど)

 マクロンってお兄ちゃん、マリーヌちゃんの発言を遮って喋ろうとする、典型的な「エリート」のスタンス。「お前の言うことは間違ってる」と頭ごなしに言わんばかりで、相手の意見をじっくりと受け止め、ユーモアを交えてうっちゃりをかます余裕がない。懐の広さがないと大統領なんて要職には向いてないとぼくは思うのだが。

 マリーヌちゃんの発言は従来通り確たる根拠のない、(無知なる民へ向けての)エモーションに訴えるお話ばかりで、それは予測できたことではあるが、もともと人種差別だ何だと叩かれ叩かれて今日まで来た人である。よほど余裕綽々。若造がきちんと真正面からそれを受け止める力がないのが露呈され、期待外れで、がっかり。
 どっちが大統領になっても嫌や!という民衆の気持ちがひしと分かる討論会だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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