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2017年6月18日 (日)

カエルの楽園 百田尚樹

 読み始めてすぐにげんなりしてしまった。
 それでも、作者は「あの」百田尚樹、出版は新潮社なのだ。最後に何か仕掛けがある筈と信じ、途中からは飛ばし飛ばしだが、一応読了した。

 で、結局、「なんじゃ、こりゃぁ」

 故郷を追われたアマガエルが平和なカエルの国ナパージュへ来た。平和の秘訣は「一・.カエルを信じろ。二・.カエルと争うな。三・.争うための力を持つな」という「三戒」と「謝りソング」 〈我々は、生まれながらに罪深きカエル/ すべての罪は、我らにあり/ さあ、今こそみんなで謝ろう〉。

 この「三戒」と「謝りソング」さえあれば平和は保たれると信じているツチガエルたちは、結局南からじわりじわりとやって来たウシガエルたちに食べられたり奴隷にされたりしてしまう。
 ちなみに「ナパージュ」はJapanの逆さ読み。

 寓話というには、ひねりも何もない。再軍備を呼びかけるプロパガンダ・・・程度にはなるのかな?

 いやいや、「あの」百田尚樹なのである。ぼくの読み方が下手であるに違いないと謙虚に読書録サイト(「読書メーター」と「メディアマーカー」)を巡ってみたら、驚いたことに賞賛の声多数。

 要するに「そんなこととは知りませんでした」と。

 さすがにベストセラー作家である。
 「永遠の零」や「海賊と呼ばれた男」に感極まって落涙したぼくらとは、また違う読者層を発掘したようだ。

 でも、もう充分稼いだでしょ。
 お願いですから、「風の中のマリア」とか「モンスター」とか「碇を上げよ:とか「幸福な生活」とか「夢を売る男」とか、こっちの方に帰ってきて下さい。お願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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