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2017年7月15日 (土)

パリ 7月14日 2017年

 フランスの革命記念日。
 第一次大戦19017年に米国が援軍を出兵した100周年記念として、今年はトランプ夫妻が招待されていた。

 パリで一度目にして以来、ぼくはこの軍事パレードに結構病み付きになってしまってる。
 二時間半のフル中継をyoutubeで見付け、初めから最後まで見てしまった。

 その中でぼくの興味を引いたのは、パレード終了後の、新大統領マクロンの演説だった。

 オランドもサルコジも、歴代フランス大統領も同じようなことを喋っていたのかも知れないが、その内容なんてついぞ気にも掛けなかった。

 今日たまたま引っ掛かったのは、憲法九条改正議論(ぼくは推進派)が頭の片隅にあったせいなのだろう。安倍サンもこれっくらいの演説ができれば、なぁ、と溜息が出た。

 てことで、マクロンのそのdiscoursをご紹介。

 フランス本土、海外県、そして外国在住の親愛なる市民諸君。
 この7月14日、我々はフランスを祝おう。我々を一つに結びつけるものを祝おう。自由という名の独立を、一人ひとりに与えられる平等を、思いやりの心の友愛を祝おう。

 フランス国民の活力と意志が我々の歴史を築いてきた。
 1789年7月14日はフランスの歴史が始まった日ではない。いかなる信条ならば従っていけるのかを民衆が示した日だ。
(略)

 不安定な社会において、民主主義、思想の自由、宗教や肌の色・性別・意見で差別されない権利、また安全な暮らしや子どもたちの教育への権利は自生しているわけではない。
 それらを守ることを、自らの生命の危機を賭すことも顧みず選択した男たち、女たちが、ここフランスにいる。

 その男たち女たちは我々の、兵士であり、警察、消防隊、武装警官、税関たちだ。彼ら皆が我々を守っている。今日という国家の祝日に彼らが行進するのは、彼らが自由と権利を守る兵士であるからだ。

 彼らの忠誠心、献身、力が、我々が選択した秩序を保証してくれている。彼らに感謝したい。国家を挙げて感謝申し上げる。時にはそれが血で購われることも、私は知っている。

 フランス国家のために死んだ人々、残された寡婦、子どもたち、両親、親族がいることを、私は知っている。
 親愛なる市民諸君。この百年間、フランスは子どもたちを守ってきた。難民やテロ犠牲者の子どもたちも守ってきた。
(略)
 本日出席の傷痍軍人各位(略)私たちはあなた方の偉大なる犠牲を忘れはしない(略)。

 今日という記念日に、我々は決して忘れてならない責務がある。
 それは、我々が権利獲得のために支払った代償であり、また、それらを守るためにこれからも支払わなければならない代償があるということだ。何故なら、それこそが我々をフランスという一つの国家に結びつけ、今のフランスを形作っているからだ。

 全てのフランス人、フランスを選んだ人々、フランスを愛する人々に、今日という記念日が、和やかで喜びに満ちた日であることを祈る。

 共和制よ、永遠なれ、フランスよ、永遠なれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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