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2017年7月28日 (金)

「AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン」 NHK

 「AIのご託宣」的な番組には、基本的に興味がない。

 どんなデータを使い、どのようなアルゴリズムで計算結果が出てきたのかぼくには皆目分からないからだ。手法も経緯もが分からないのに「さあ、どうだ、まいったか!」と結果だけ示されても、ぼくにとっては辻占いと同断でしかない。

 にもかかわらず、ちと見てみるかという気になったのは、この番組に対する批判が結構多いという記事を目にしたからだった。へそ曲がりの面目躍如って?

 NHKの放送なのでアカンやろなと思いつつも検索してみたら、youtubeで第一話を視聴できた。放映後、未だ日が浅いせいかもしれない。

 NHKが開発したプログラムに、5000種類、700万件のデータを投入して導き出されたのがこれだ!という謳い文句。
 アナログ文章で「てにおは」を書き間違えても、人はほぼ正しく文意を読み取ることができるのに、プログラムなんてのはたった一文字間違えただけでもバグるんだよ・・・てなナナメ後ろ回し蹴りはさておき。

 最初のお題は、「病院のベッド数が減れば病人は減る」という意味合いの、NHK製AIのご託宣だった。

 批判的な目で眺めるならツッコミどころは勿論満載だったのだが、その中で目を引いたのは「病床数が減るとバナナの売り上げが伸びる」というご託宣。バナナに含まれるカリウムが塩分排出を促進すると老人が話す夕張市でのルポを提示しながら、これは一例であって、何処の共同体にも当て嵌まるわけではないと局アナが言い訳がましいコメントを垂れてはいたんだが、そういう結びつけ方もあるのかと妙に納得した。

 そういうかけ離れた事象を水平に眺められる一般人は殆どいまい。
 意味があるか無いかはともかく、因習にとらわれて初めから考慮対象外と切り捨てていた一手が、意外に面白い展開を見せてくれることもあるかも知れない。藤井聡太四段がコンピュータ将棋から学んだのは、そういうものだったんだろうか。

 そういう意味合いで、相関関係がある「かもしれない」視点を多数提供してくれるという点では、ここで使われたプログラムは一助にはなったろうが、何となく因果関係として語ろうとするコメントが多いのが気に掛かった。

 ところで、「病院のベッド数が減れば病人は減る」というお題は、そのプログラム自身がこの通りの文章として紡ぎ出したものだったんだろうか。それとも、プログラム自体は何らかの相関関係を示しただけで、それを「因果関係」の文章にしたのは、NHKだったんだろうか。

 

 

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