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2017年8月 5日 (土)

ユートピア utopia

 ユートピアが何なのか改めて考えたこともなかったが、「全世界史講義」(出口 治明)の中に、ギリシャ語のユー(無い)+トピア(場所)、トマス・モアの造語とあった。
 「あり得ない場所」とでも解釈するべきなのだろう。

 「無い」&「場所」と言えば、当然ビートルズの”Nowhere Man”が思い起こされるが、歌詞を思い出してみるとちょっと違うかなー。
 ”Neverland”てのはこれに相当するんだろうか。

 トマス・モアの「ユートピア」はタイトルは知っているが読んだことない。
 Encyclopædia Britannicaによれば、キリスト教にガチガチに縛られていた16世紀の英国に対する批判で、理性が支配する世界こそが理想郷、共産主義的な思想とあったので、ぼくらが勝手に想像する「楽園ユートピア」とはどうも趣が異なっている。

 日本語版wikiによるユートピア解説の一部。

ギリシア語の οὐ (ou, 無い), τόπος (topos, 場所) を組み合わせ「どこにも無い場所」を意図とした地名と説明されることが多いが、記述の中では Eutopia としている部分もあることから、eu- (良い)と言う接頭語もかけて「素晴らしく良い場所であるがどこにもない場所」を意味するものであったとみられている。

 ”prefix eu”で検索してみたら、確かに「ええモン」という意味はあるようなのだが、「部分も」って、何かしら腑に落ちない。単なる誤植じゃないのか?

 ふとeuropeで調べてみたら、フランス版wikiにこうあった。「”eur”に当たる部分は広がりを示し、”ope”は視界の届く限り」

Selon une étymologie purement grecque, « Europè » (εὐρώπη) provient de deux mots grecs : eurýs et ṓps. Le premier, εὐρύς, signifie soit large, qui s'étend en largeur, soit vaste, qui s'étend au loin3 ; le second, en grec ancien ὤψ, signifie soit regarder en face, regard, soit œil.
https://fr.wikipedia.org/wiki/Europe

 「ユーラシア」の綴りは、”eurasia(フランス語=eurasie)”。
 europe+asia(asie)。
 Europeって、ギリシャ神話の女神エウロペ(エウロパ)が駆け回っていた地域で、そこにアジア大陸をくっつけたのがユーラシアであったのか!

 そこでまた思い出したのが、学生時代に読んでいた雑誌のタイトル「ユリイカ」。
 アルキメデスが風呂に入り、溢れた水を見て”Eurêka”と叫んで裸で走り回ったという伝説に由来するものだが、語の成り立ちまで立ち入る気にはなれなかった。
 酔狂な方はここを参照されたし。

 人生残された時間はそう多くはないのに、相変わらずこんなバカな調べ物ばかりしてる自分を、つくづくアホやと思う(反省はせんけど) 

 

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