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2018年1月 1日 (月)

フランス大統領マクロン 大晦日の「演説」

 大晦日の夜八時(現地時間帯)に、仏国大頭領マクロンが国民に向けてVœuxを表明してた。

 タイトルではVœuxを「演説」としたが、演説と言ってしまうと何やら上から目線のようになってしまう。vœux とは、「強い希望と決意」という意味合いであって、適当な訳語を思い付かなかったのは、ぼくの語彙力の貧困さと思し召されたい。

 17分ほどに及ぶvœuxなので全訳は冗長だから、せめて冒頭部分だけでも紹介する。
 彼我の国家首脳の渾身込めたdiscoursに、違いを見るか同じもんやんけと感じるか、いかがであろうか。

 年の終わりに当たり、あなたがた(←敢えて「皆さんに」と訳さない)に新年2018年へのvœuとお祝いを述べることを嬉しく思う。

 (本来クリスマス休暇で家族と過ごすべき)今日も働いている人々がいることを私は知っている。軍役であったり、医療関係者であったり運搬中であったり公共の業務中であったり。そういう勤務に就いている人々に感謝する。

 今、孤独や苦しみや病の中にあり辛い思いをしている人々がいることを私は知っている。そういう中にある人々も我らが国家の一員なのだ。

 2017年は終わる。その回顧に時間を割くつもりはない。今年は選択の年だったとか、フランス国民の選択とそれに伴う苛立ち、私に対する要求と期待を私は心の底から理解している(pleinement conscient)とかいうような。

 今年五月の大統領選挙で選ばれて以来、私は選挙戦で約束したことにひたすら打ち込んできた。(je me suis attaché à simplement faire ce à quoi je m'étais engagé)。

 首相も閣僚も、一新された議会と共に公約を実現する任務に当たってきた。2017年のあなた方の選択で、あなたがたは政治を大きく刷新し、わが国の将来への根本的な変革に同意した。それはあなた方各々にとって、我々の子ども達のための学校や、我々みんなの労働や、環境に関することであった。始動したこれらの根本的変革は、同じ勢い、リズム、力を以て2018年も継続する。

(中略)

 私はあなた方が私に託したことを実行していく。フランスをもっと強くもっと公平にすること、我々の国を世界の変革に適応していくだけでなく、あるべき姿となすために (以下、略)

  

池上彰「政界 悪魔の辞典」に曰く。

【公約】投票前は多くの人に知ってほしい。選挙後は早く忘れてほしい。

 これがぼくら日本人が「政治家」を眺める大方の姿勢なんだよね。

 

 

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