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2018年5月26日 (土)

コーヒーに発癌物質(?)・・・追記

 カリフォルニアで、コーヒー販売業者に対し発癌の危険性を表示していないという提訴が裁判所に認められたと以前書いた

 書いた当時ぼくは、判事がアホやと単純に思ってたんだが、どうも腑に落ちない。それで訴状判決文を探し出して読んでみた。すると、判決はみごとに法令に則っていたことが分かった。

 そこんところをきちんとフォローしてなかったので、今更ながらだが書き留めておく。

 本件、proposition65 (安全飲料水および有害物質施行法)というカリフォルニア州法が提訴の根拠となっている。

 そこには有害物質が800種類くらい羅列され(随時更新されているらしい)、こういうものを含んでいるなら危険性を告知せなアカンよと書かれており、その中で、アクリルアミドには発癌性の危険があるということになっている。

 発癌性の懸念あるアクリルアミドを含むコーヒーを提供するに当たり、消費者へその危険を告知していないのは違法であると、一人のlawyer(法律専門家)がスターバックスを始め数々のコーヒー関連業者を提訴し勝訴したというのが本件の顛末。

 最後まで抵抗して結局敗訴となったスタバを除き、マクドもその他名指しされた業者全てが判決前までに多額の示談金を支払っていた。

 なんで?

 判決文は22頁あり、長々とproposition65の解釈に費やされているが、conclusion は以下の二点だけ。

・(当法令によれば)被告にはその含有物質が有害でないという証明責任がある
・被告はその証明責任を果たすことができなかった

 つまり、コーヒーに含まれるアクリルアミドの量(割合)がどれだけであれば発癌の危険性がないか被告は証明できなかった。よって、被告の負け、というわけである。判事の判断が入る余地はない。

 このproposition65に関連する訴訟は、昨年一年間で700件を優に超え、和解金額総合計は3000万ドルを超えたという。提訴したlawyerの懐にその七割ほどが入ると、ここんとこはちょっとうろ覚え。

 法律というものがこれほどメシのタネになると知ってたら、ぼくも大学受験では法学部を目指してただろうに。

 

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