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2018年8月27日 (月)

トヨタLexus ES 300 製造物賠償責任裁判

 追突された2002年製レクサスES300後部座席の子どもが二人とも、頭蓋骨折及び脳損傷という重傷を負った事故に対するPL裁判で、陪審員が巨額の評決を出した。

 百万ドル=おおよそ一億円程度という大雑把な換算で見ると、本件、先ず補填的賠償額の合計を百億円弱と陪審員が認定した。

 その内訳は、7歳(事故当時5歳)の女児に50億円弱、5歳(同3歳)の男児に44億円、両親それぞれに3億円ずつというもの。

 子ども達への賠償は、それぞれ、将来得べかりし収入損失、過去未来に渡る医療費、及び精神的苦痛に対する賠償、容貌の変形等々の複数項目から成り、親への各3億円は精神的苦痛への賠償。

 この総額に対する支払い割り当ては、追突者=5、トヨタ本体=90、トヨタ米国販売=5となっている。

 追突したヤツに一番の責任がある筈だとふつーは考える。
 ところが原告弁護士は標的をトヨタに定め、車の前部座席に欠陥がなければこのような悲劇的重傷を負うことはなかったはずだと陪審員を説得できた。この弁護士事務所はこの手の係争で結構稼いできたようだ。

 更に懲罰的賠償143億円を上乗せできた経緯は、判決文を見ていないぼくには詳らかでないが、トヨタ側に重大な過失あるいは意図的な懈怠があったと認定されたのだろう。
 その責任割合は、トヨタ本体が90、トヨタ米国販売が10とされた。

 これら賠償金の行方はどうなるのか。正確なところは当事者でないと分からない。
 邪推でしかないが、補填的賠償金の方は、原告弁護士の取り分が3割を切ることはないのではなかろうか。

 懲罰賠償金の方は、かならずしも全額が(弁護士事務所を含めた)原告側に入るというわけでもない。州によっては、半額とか四分の三を税金として徴収する例もある。

 テキサスがどうなのかまでは知らないが、いずれにせよ原告側弁護士事務所には、こちらからも億円単位のカネが転がり込むことになるだろう。

 トヨタ側は控訴を検討中という。そりゃそうだろう。これを素直に認めてしまえばどうなるか。
 模倣訴訟が次々出てきて、その度にこの事例が引き合いに出されることになる。

 沢山あるんだよねー、この裁判を報道しつつ、「困っている方はご連絡下さい」と最後に結んでる弁護士事務所のweb記事が。

 

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